第三百八十七章〜大災難
かけていただきました。残酷に近いような場面が出てきましたので精神的に センシティブな方を読むのをご遠慮くださいませ。自分でもまさかのの展開てます。楽しみいただけましたのならば幸いです。
何処からか電車の音も微かに聞こえ、都営バスがクラクションを鳴らしたのも聞こえた。ただ、玲子の声が止まっている。翔子は不安になった。急に独人ぼっちにされたような気分だ。
その時、である。
ズシンと腹に響く振動を感じた。何かの細かい破片が飛び散った気がした。掃除機が逆流したかのように、埃っぽく生温かい風も混じっていた。
そう感じた一瞬の後だった。どん、という破裂音が響き渡った。次いで女の悲鳴が多方向から。そして白煙がたち昇った。息が苦しくなった。爆発音はもう1回したようだった。翔子は反射的に両耳を手で塞いだ。
「消防だ消防!」
「救急車、人数はわからん」
「火がつくぞ逃げろ」
男達の怒号が響き渡った。非常ベルがけたたましく鳴り響いていた。無事なドアから中にいた客が雪崩を切ったように飛び出してきた。人々は口々に何かを叫んでいる。
その頃になってようやく翔子の頭は回り出した。翔子の身体は無事なようだった。おそらくどこも怪我は負っていない。
スマートフォンのスピーカーに耳をくっつけた。玲子の声は聞こえない。
「もしもし」
大声になった。だが、返事は聞こえない。
「玲子…」
声は緊急車輛のサイレンとアナウンスの音にかき消されていた。
不吉な予感はこれが原因だったのか?
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました




