第三百八十一章〜やっぱり
させていただきます。翔子の体は何とかなったようですが、まだ翌日の重要課題はクリアしなけれぼなりません。どんな展開になりますでしょうか?乞うご期待!
痛む腕を使いながらスマートフォンのディスプレイを確認した。運転席の克典から見られないようにしながら。やはり、玲子からショートメッセージが入っていた。
予想していたこととはいえ、読むのは非常に怖かった。どこまでの情報を知られているのだろう━━?これから本格的にアプローチしてくるのだろうか?今までのような生易しいものでは済まないような気もする━━。
そういえば を最初のお金の支払い日は明日だったはずだ。金額の用意はできてる━━。直接手渡しするという方法を、求めて来るのだろうか?銀行振込か?その他ということもあり得る。
ふたりが逢う、またはデータを送り、受け取るその瞬間、コンタクトの瞬間、情報が交換される。俺が相手の身元を特定するチャンスかもしれない。チャンスとなり得るのである。それで相手の素性を知れるだろうか?相手を討ち滅ぼすチャンスとなるであろうか?翔子は考えた。そして緊張してきた。かと言って誰かの助けを借りるわけにもいかない。借りれば、翔子が脅されている理由を知られなければならなくなる。たとえそれが警察であってもできない。警察はむしろ翔子を捕まえたがっている。
果たして、玲子からのメッセージは、
『明日の朝10時、約束のモノ。忘れずに』
といった犯行声明風のメッセージ。 簡略だがインパクトのある文章だった。ただそれだけ。
運転席の克典には翔子の様子をおかしいとは今のところ思われてなさそうであった。
書かせていただきました。よろしくお願い申し上げます。




