第三百七十八章〜またもや
書かせていただきます。欲求不満な翔子。帰りしなに路上にてんとうします。果たして彼女の運命は?どうなることでしょう?お楽しみに。
行為は中途半端なものに終わった。それでも副島は、財布の中からお札を3枚渡してくれた。だが、翔子は申し訳ない思いでいっぱいであった。そして、また逢えるのかどうか不安になった。彼だけは失いたくなかった。一重にそれだった。
翔子は急いで帰宅しなければならなかった。途中、激安を売りにしているスーパーマーケットに入り、夕食の食材を買い揃えた。
IENAの黒いキャミワンピを着けた彼女には、レジ袋は似合わないような気もしていた。最寄り駅からは歩いた。急がねばならなかった。幸司はもうすぐ帰宅するのかもしれない。
副島からショートメッセージが入った。
━━今日はありがとう。またお会いできますように━━。
そんな軽い挨拶のようだった。翔子も返事を返ささなくてはならなかった。スマホの画面を見ながら歩いていた。慣れないピンヒールである。
歩道と横断歩道との境目であった。ピンヒールの踵が、変なふうに路上の凹みに刺さってしまった。途端に翔子の体はバランスを崩した。あ、という声が出たかどうかはわからない。少なくとも、心の中にはあ、の音が響いたのだ。
素肌丸出しの肩口から路面のアスファルトに強打した。
ぐき、と音がしたような気がした。
周囲の通行人も翔子の転倒に気づいた。
「救急車呼べ」という声も確かに聞こえた。それ程重篤な状態に見えるのだろうか?翔子自身にはあまり自覚がなかったので、彼女自身が驚いた。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。まだまだ書きますりよろしくお願い申し上げます!




