363/409
第三百七十一章〜行き先
書かせていただきます。もうわけのわからない ストーリーになってきました。蘭馬の行きたいところとは?でたらめで行ってみただけなのでしょうか?わかりません
手首をがしりと掴まれた蘭馬は、引き摺られるように街を男の行くままに徘徊した。
「で、何処に行きたいわけ?」
男は小声で訊いてきた。が、蘭馬は同じ言葉を繰り返した。
「もっと……、もっと、遠くへ」
「遠くかあ。それって外国という意味?」
首を横に振った。
「難しいな。渋谷でいい?それとも池袋派?若いから下北?原宿?」
「うーん……」
「それとも、もっととんでもない遠く?大月とか?もっとなら松本?名古屋?」
「何処でもいい」
蘭馬は自分でも考えがまとまらないようであった。こうしている間にも夏美の目はあるのかもしれなかった。
早く何処かに隠れたい。尾行もできないくらいに遠くへ……。
「世田谷区内がいい」
突然、蘭馬が呟いた。その願いをきいてくれるかは、わからなかった。というより、なんでそこを自分が指定したのか、自分でもまったく分からなかったのだ。すると彼は、
「そうか。お安い御用だ。なんで世田谷区なよかは知らんけど。それより世田谷って、ラブホあったか?」
「知らない」
蘭馬が応えた。
「行きたいのだったらAIで調べて下さい」
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




