表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
入れ替わり  作者: 孑孑(ぼうふら)
353/404

第三百六十一章〜鋭い息子

言わせていただきます。男の子 というのは鋭いものです。ある意味では女の子よりも。単純明快な考え方をするからてましょうか?翔子はそれを恐れます。お楽しみに

自宅に着くと、既に幸司は帰っていて、制服から私服に着替え、バッグを持ち、塾に行く準備を整えたようだった。合鍵は家族全員が持っているので、翔子が留守でも入室するのに不便はないのだ。

「ごめんね、こうちゃん。ママ遅くなっちゃったわ。お友達との会話が弾んじゃってね」

言い訳をした。すると、

「友達?誰?」

と不思議そうな顔をするのだ。彼女は仕方なく、

「いつもの、人よ」

と誤魔化した。ところが、

「いつものじゃ(わな)らない。誰?」

と、さらに詰めてくるではないか。

「い……。いいから急ぎなさい。行くわよ。塾に遅刻しちゃうから」

すると、幸司は、

「言えない人なんだね」

と自分を納得させるかのような口調だった。

翔子は、またも心臓を高鳴らせた。━━もしかしたらこの子、全てを知っているのではないかしら?

翔子がパパ活まがいの事をしてお金を得ていることも。ある女から脅されていて、仕方なくお金を払うのだということも。今さっき男に抱かれて帰ってきたというのも。それともただの勘だったのか?だとしたら……。翔子は息子を畏怖するしかなかった。

━━シャワーも浴びたんだから 匂いでわかるはずはない。ホテルまで尾行されていたようなことはなかった筈だ。

━━やはり、気にしない方がいいのだろうか。そうかもしれない。やっぱり、翔子はただの楽観主義者のようだった。

お呼びになっていただきまして誠にありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ