表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
入れ替わり  作者: 孑孑(ぼうふら)
339/407

第三百四十七章〜また逢い。しかし……

書かせていただきます。いよいよ平井聡=高木翔子は、男にのめり込んでいってしまいそうです。俺がどちらの人格によるものなのか分かりませんが。お楽しみいただけましたら幸いです

副島は、携帯の電話番号だけは教えてくれた。また遭いたくなったら電話して欲しい、と呟くように言っていた。翔子は、すぐにでも電話してしまいそうな自分自身に驚いた。

━━こんなにのめり込むようなものなのか?のめり込んでしまうのか。夢中になってしまうのはまずいという危機も感じながら。これがバレたら克典や幸司との関係もどうなることかわからない。いや、破局するに違いなかった。

翔子は普通を装った。夫の前でも息子の前でも平静でいられるよう心がけた。

ただ、生活費を可能な限り 節約して、衣服を買い揃えるのに夢中になった。少しでも副島から好かれたかった。

脅迫者から命じられた金銭の返済も、もしかしたら克典の側につくよりも、副島についた方が手っ取り早く完済できるのではないか?そうとさえ思えた。

だが、とはいえそれだけは心理的なハードルが高くて実現できなさそうなプランに思えた。夫と息子は流石に簡単には裏切れないという思いがあった。

幸司の個別指導進学塾が本格的に始まり、彼も帰宅が遅くなるようになってきた。それは、翔子にとって、

都合のよいことであった。少しでも帰宅を急がなければならない理由が消えたのだから。

流石に1週間はなんとか間を空けた。副島に遇う約束のことだ。


ある日、克典が出勤する時に玄関で言った。

「なんかお前、最近お洒落になったな」

と。

翔子=平井聡はどきりとしたが、「あらそうかしら。嬉しいわ」

などとさりげなく返答しておいたのである。 確かにその時着ていたのは、トレンドフェミニンの少し歳を考慮したワンピースだったのだ。副島とまた遇う日の為に買ったものを……。

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ