第三百二十三章〜通勤快速高尾行
こんばんは。書かせていただきます。蘭馬の逃避行?てます。彼はこれからどうしようとしているのでしょうか?戻ってくるのでしょうか?楽しみにしていただけましたら幸いです
列車がホームに滑り込むようにやってきた。ホームドアと車輌のドアが同時に開いた。車輌の表示を見ると、高尾と書かれていた。高尾行の通勤快速のようだった。
迷わずに乗り込んだ。ここで躊躇などしていたら、ひと目を惹く。不審者かと疑いの目を向けられる。
考えてみたらこの電車に乗ったって、夏美のいる方向へは向かえない。━━ならばこれは単に逃げる方向に過ぎないのだろうか?
━━やはりこれは、逃避行だ。こんな事をしていて一体何の意味があるというのだ。向かう方向を変えようか。
だが、そんな風に考えている内に、駅は次々に通過していった。
途中から反対方向に乗り換えて、その分の運賃の半額を支払わなかったら不正乗車となる。取り締まられれば、鉄道警察に突き出されるだけだ。そんなことでは目立ってしまう。やはりこれは隠密行動だ。この列車の終点まで行かなければいけない。ここまで西に来たのは初めてだ。そんなことを思っていた。今日の蘭馬は、ISSAY MIYAKEの白いプリーツパンツを履き、トップスには、オフショルダーのブラウスを着けていた。やはり、男たちからの視線はなくなることがなかった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。まだまだかけます。よろしくお願い申し上げます。




