第三百一章〜独居房
書かせていただきます。本日最後の投稿となるかもしれません。5時間が来たらお薬を飲んで寝ますり本日も1日お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。また明日もよろしくお願い申し上げます。良い夢を見てください。おやすみなさいませれ
高梨恵子=平井聡は、留置所の独居房の中でぼんやりと座っていた。
━━これからどうしよう。この身体のままでは普通に生きられるとは思えなかった。平井聡が命を狙われているというのはおそらく本当だろう。
ならばうかうか外に出るのも憚られる。ならばココに居るのが一番あんぜんということになろうか。
━━まあ、いいか。しばらく休憩とふるか。とはいえ、刑事によってスマートフォンは取り上げられた。流石にスマートフォンなしではいちじあと間が保たない。嗚呼、スマートフォンが欲しい。これでは手足を縛られているようなものだ。はっきり言って何もすることがなかった。これは警官にスマートフォンだけは使わせてくださいとお願いするしかないのではないか。
━━そんなことは許されるだろうか?
証拠隠滅も逃亡もする気は気はないのだけど…。
高梨恵子は男の体が好きにはなれなかった。どうも、いつでも汗臭い気がしてならないのだ。そして、馴染みが悪い。この筋力をどう扱っていいのか、持て余してしまうのだ。別に重労働したいとも、とっくみあいの喧嘩をしてみたいなどとも思えない。なんたまか考えがそっち系統に偏っている気もするが。
女が男になって一体何をしろというのだ。なんとまか野蛮なこの骨格も嫌いだ。
━━あれ?あたしって男嫌いだったかしら?そんなはずはないわ。結婚だってちゃんとしてるじゃない……。そういえば、夫の光成は、あたしがいなくなって相当心配しているのだろうな。ふと思い出したのだ。家族に連絡させてくれるだろうか?警察の方から連絡は行くのだろうか?それは聞いてみなければならない。訊く価値ありだ。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




