第二百八十二章〜再び特別捜査本部
書かせていただきます。北海道 系 札幌中央警察署の捜査の動向です。被害者を刺した犯人は平井聡てまはないかと思われます。しかし、平井聡は何度も入れ替わりをした結果作り上げられた誰とも別れの赤の他人なのかもしれません。どう捜査本部進んでいくのでしょうか、お楽しみに。
特別捜査本部の長は田中重松刑事部長であった。捜査本部は早い段階から、平井聡らしき人物の事件への関与を疑っていた。
事件当時の平井聡の行動は、すすきの全体に張り巡らされている防犯カメラ網の録画によっておおかた把握されていた。中には例の被害者に致命傷を与えるための凶器となった柳刃包丁を手にする場面も映っていた。
ホシは、平井聡で間違いなさそうに思われた。
しかし、何故平井聡が現場にいたのか、それは謎のままであった。現場周辺の地取り捜査によると、平井聡らしき人物は何度も目撃されていた。地元の商店主、通りすがりのサラリーマン、学校帰りの中学生……目撃者は多岐に渡った。
平井聡がすすきの界隈を歩いていたのは間違いなさそうであった状況証拠としては完璧に思えた。だがしかし、致命傷を負わせる凶器となった柳刃包丁に付着した指紋とひらあのそれとを照合したかった。それが合致すればは、徹底的な物的証拠となるからであった。
道警の特別捜査本部は、東京の警視庁にも協力を仰いだ。
警視庁としてもそれを絞るわけもなかった。一連の平井聡の動きを知る為にも、彼の身柄を確保するためにも協力を惜しむつもりはなかった。
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