第二百七十九章〜謎の事件勃発
させていただきます。物語は 急転開始します。何県の加害者や被害者は今までのストーリーに関わってくるかもしれません。父捜査が開始される場面です。もしも、お楽しみいただけましたのならば幸いです。
北海道警札幌中央警察署に、特別捜査本部が設置された。4月29日正午のの出来事であった。世の中はゴールデンウィークの初日として 浮き足だつ日であった。そのためか、札幌の街も非常に賑わっていた。
特別捜査本部の本部長に任命されたのは、中央署の刑事部長、田中 重松という強面の男であった。
事件が起きたのは、同日午前8時過ぎであった。ホトケの身体には数箇所の外傷、具体的には刺し傷が認められ、凶器は鋭利な刃物と見られた。自ら刺し得る部位以外にも傷があったため、自殺の線は消え、殺人事件と断定されたのであった。
凶器となった刃物は、刃渡り24amの一般家庭用と思われる柳刃包丁であった。それがホトケから10mは離れた草群から発見されたというのも他殺説を裏付ける状況証拠となった。ガイシャの死因は、出血性ショックと思われた。が、詳しくは、司法解剖の結果を待たなければ断定出来なかった。
犯行場所は、札幌市すすきののニッカウヰスキーの巨大ネオンサインを見上げられる碁盤の目のように交差した路地のひとつであった。遺体は移動された形跡がまったくなく、遺体発見場所が犯行現場だと断定された。
道警特別捜査本部は、記者会見を通して、徹底的に現場検証と地取り(聞き込み)捜査を進める方針を明らかにした。
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