第二百七十六章〜夏美からの連絡
かかせていただきました。久々の蘭馬、夏美の登場です。新たな展開はあるのでしょうか どうぞお楽しみに。
『そろそろ元に戻りたいの。入れ替わりを解消させましょ。貴方のことを信じてない訳じゃないの。ただ、たまには自分の体を感じでて、色々とメンテナンスしなくちゃならないの。わかるかなあ?男の子にはわかりにくいのかもしれないけれど、兎に角、一度元に戻したいの。御願いよ』蘭馬は、白鳥夏美からのそんなメールを読んで、やはり男だからなのか、確かによくわからなかった。メンテナンスの意味も。それから、一度というのも。
それは言葉通り、一時的にという意味なのかそれとも永久的にということなのか?
蘭馬の体は気に入らなかったのだろうか?蘭馬としての生活はそれ程快適なものではなかったのだろうか……?
色々考えてしまったがそういうものではないのではないかというのも、彼にはわかっていた。
それは蘭馬にしてみれば今のままが良いのであるけれど。の立場でもそうなのかどうかなどわかり得ないのだ。
『ねえ。今度、もう一度逢いましょう?お茶でもしましょうよ。ね?いいでしょ?』
間もなくしてそんなメールも届いた。
そこで逢うのを拒否すれば元に戻されるのを拒否しているように思われるし、無視する理由もないとしか思えないしで、結局承諾するしかなかった。
蘭馬にとっては非常に残念な事態であった。
が、それは始めから決まっていた約束事でもあったので、遂にその時が来た、というだけのことなのかもしれなかった。こんな夢のような世界も、永遠に続くはずがないのであった。
その日が近づいてくるのは ある意味 苦痛でもあったが、仕方がないと諦めてもいた。
その日、蘭馬は夏美として買い揃えた洋服の数々を整理した。
季節ごとに分け、ブランドごとに分け、素材ごとに色ごとに分けた。何か思い出の終わり のような気がしていた。
御読みになって頂きまして、誠に有り難う御座いました!まだまだ書きます。どうぞ宜しく御願い申し上げます。




