第二百五十八章〜お風呂入らなくちゃ
書かせていただきました。時間がかかってしまいました。投稿させていただきます。平井の、そきて翔子の運命は?これは左が望んだことなのでしょうか?今日に今 続きます
「わたくしも、お風呂頂いてよろしいでしょうか?」
高木翔子の姿をした平井聡は遠慮がちに訊いた。克典は、テレビの野球中継に夢中で、顔も動かさずに、
「ああ」
と空気が漏れるような声を出しただけであった。
平井聡は、着替えのフートウキョウのシルクパジャマを持って脱衣所に向かった。
自らの裸体を姿見で見ながら、考えた。
━━それにしても、平井が保護されたという報せは、本当なのだろうか?もしかしたら、本物の平井聡を撹乱させるためのデマなのではないだろうか?警察はその平井聡が実は高木翔子であることを承知しているのだろうか?またその場合、どうやってそうであるという証拠を集めたのだろうか?集められるのだろうか?疑問、不安はいっぱいあった。考えても仕方がないレベルであるようでもあった。
平井はこの、今の状態を失いたくはなかった。本物の翔子を排除してでも我が身をも守りたかった。そのために何か利用できるものはないだろうか━━。
蘭馬と夏美━━。
そんな人間がいたな……。ふと思った。
再び、平井は、我が身、そして、高木翔子の身でもある裸体を見詰めた。余分な脂肪の一切ない、均整の取れたぼでだった。普段どんな努力をしてこのプロポーションを維持しているのだろうか?
それは、並大抵のことではないような気もした。
ひらかは、急いでばすあへと入った。1日の汚れを落とさなければならない。
バスルームに置かれた 翔子の使っているらしいボディ・ソープは、ジョー・マローン・ロンドンだった。それはまるで、香水であった。甘美な香りに包まれながら、平井は入浴を楽しんだ。今まで、入浴が楽しいなと思ったことはなかった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次も書こうと思います よろしくお願い申し上げます…




