第二百五十二章〜水掛け論
書かせていただきました。まだ女同士の(?)押し問答 は続きます。平井には何か作戦があるのでしょうか?まだまだ結果は 分かりません
「ですから、お逢いしましょうよ。今どちらに?すぐにでもお伺いいたしますわよ」
平井は妙に間延びした声でねちねち伝えた。
『あ…逢うって…。それでわたしの身の安全が保たれるという保証はあるので?』
翔子も慎重である。当然である。
「保証ねぇ。わたしはあなたには手はだせないわ。だって、あなたはの身体は、本来のわたしの物でもあるのよ。だから。あなたを消してしまったら、もしかして自然に入れ替わりが解除されてしまった場合、わたしまで命を奪われることになるのよ。それに、今はあなたの方が男性の体をしている分、有利なはずよ」
『……』
「でしょ?わたしがあなたの命を奪おうとする理由はないのよ。自分なんだから。分かってくださったかしら?」
しかし、まだ翔子は煮え切らない。痺れを切らした平井は、こんな脅しを掛けた。
「貴方の方がそういうおつもりなら、わたしの方から貴方を探し出して見せるんだから」
と。
『そんな。そんなことを仰るのなら、わたしの方こそ通報してあなたを捕まえて貰うわ。いいこと?』
翔子もなかなか気が強い。押し問答にしかなっていない。水掛け論である。
これには困った。早くしなければ、警察も翔
子を探しているのである。
およみになっていただきまして誠にありがとうございました。




