第二百三十章〜翔子の日常
せていただきました。このパターンは少し書きやすいと思います。お楽しみになっていただけましたら幸いです。のお顔読みくださいませ。
猫は翔子に慣れているようだった。ゴロゴロと喉を鳴らしながら足に摺り寄り、頭をぶつけてきた。
にゃおっ
にゃあ
言葉を喋るように鳴く猫だった。彼女は訪ねてみた。
━━名前は?なんて呼んだらいいの?
にゃ
答えてはくれなかったが、彼女は猫の頭を両手で撫でた。
あ、お買い物したものを冷蔵庫に仕舞わなくちゃ。食材の温度が上がってしまうわ。どんな食材にストックがあって何が足りないかなど一切考えることなく買ってきたので重複する食材もいくつかあった。
それよりもまずキッチンを探さなくちゃ。猫が食べるようなものは、買わなかったな。猫いるなんて知らなかったから。キャットフードのストックでもあるかしら?キッチンらしき部屋に向かった。
そうだ。お部屋の間取りから家族構成や何かは。ある程度 推察できるかもしれない━━。
翔子は専業主婦なのかどうかは知らないが、女性というものは考えることがいっぱいあるものだな、などと思った。しかしそれは昭和的な考えで、今では 夫婦の 役割分担とか以前とは違う考えが生まれてきたんだろうなという実感もあった。
食材を冷蔵庫にしまい、猫 そこにあったキャットフードを与えると、ひと仕事と終わった感があった。でも、休むわけにはいかなかった。いつ、家族のうちの誰が帰ってくるかわからないのだ。平井は少し焦った。
『そうだ。お部屋の間取りを確認しなくちゃ。何やって何人家族のなのかとかだいたいわかるはずよ』
独り言を言った。
━━あ、それよりも、お部屋着に着替えなくて大丈夫なのかな。いつでもこのようなお洋服で過ごす女性だったのかな 翔子さんは?いくらなんでも 高級ブランドを着けたまま、全ての家事をこなしてしまうとも思えなかった。
まずは、翔子自身の、若しくは翔子とその夫の居室を探さなくてはならなかった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました




