第百八十八章〜三枚の写真
書かせていただきました。操作が進展していきます。昔の書は病院に住む 病院で活気あふれています。果たして彼女を見つけることはできるのでしょうか。そして三橋富江の願いを叶えられるのでしょうか?乞うご期待!
もと三橋富江だった有賀さちには、歯止めが効かなくなりつつあった。有賀さち(その身体を操る自我は三橋富栄である)の動きは素早く、何処に行くのか、神出鬼没で分からない。まったくのランダムで様々な街に現れるように、警察当局にはみえていた。新宿署と武蔵野署との合同捜査本部は、それぞれの管轄における防犯カメラのチェックを隈無くしていた。エリアがあまり広いために 捜査本部には 計3回にわたる捜査員の増員がなされた。勤務形態が12時間交代制となり、各員は激務に耐えなければならなかった。
「のヤマは、警視庁のメンツにかけても解決しなければならない」
課員は口々にそんなことを言って自らを鼓舞していた。
「この写真をご覧ください」
森下警部補がデスクに三枚のスチール写真を無造作に置いた。
一枚目━━。有賀さち!その人であった。時間帯は深夜に見える。様々な きらびやかなネオンサイン。まさに 歌舞伎町と言った観ではあるが、それは特定出来ない。
ショルダーバッグを肩に袈裟がけにしていた。独特でアイコニックなデザインから、フェラガモのヴァラだと思われた。バッグのおかげか、さちの雰囲気までどこかフェミニンだ。
「そしてこれ、2枚目です。質問は後ほど一括して受け付けます」
森下が告げた。
「吉祥寺駅の構内に設置されたカメラの撮った映像です」
群衆の中に1人 小さく写っていた。だが、紛れもなくもなくさち本人であった。ちょうど時計が写っている。午後十時。やはり深夜である。
「最後が……」
森下が言いかけた。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




