百七十六章〜蘭馬の親友
書かせていただきました。ご覧になっていただけましたら幸いです。親友の存在と、保管されてしまった彼。2人の運命は どのように転がっていくのでしょうか?楽しみくださいませ。
牧島基は、半信半疑でニュース番組を見ていた。いや 何も 今日だけの話ではない。かなり前からだ。
何故なら、報道がされるたびに、親友の顔が画像に映されるからだ。
基は何度もそれを見るうちに彼の身に何が起きたのか、理解し始めていた。蘭馬に向けて何度も電話したり、メッセージを送ったりもした。が、なぜか彼は電話に出ることはなかったし、たまに出た時には、決まって基の知らない女性が電話に出るのだ。女性の話し方であるからわかるのだが、それでもそれが 蘭馬であることはわかるような気もした。しかし、依然として 彼と連絡が取れないのは間違いなさそうだった。あの時 約束を反故にしてしまったのを気に病んでいるのだろうか?そんなこと気にしてないのに。基は思った。
◇◇
弁護士との接見を終え、拘置所の独居房に入れられた。他の収監者の顔は見ていなかったが、どちらかといえば女性は少数派のような感じがした。
あーあ
彼は溜息のような欠伸のようなものをした。まだまだ取り調べは続くものだろう。弁護士がいないような時を狙って何らかの交渉を受けるかもしれない。何をされるのかわからない。ひたすらそれが恐ろしかった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。に書きます。




