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第六十六章〜容疑
書かせていただきます。よろしくお読みなっていただけましたらさいわいです。
クラウンは、新宿署に到着した。蘭馬は刑事らしきスカジャン男によって手錠で拘束された。
「え?なんで?わたし?」
しらばっくれた。何とか無実であることを訴えようとした。だが、無駄だった。無実ではなかったからだ。
歌舞伎町で身に覚えがあるといえば、そのくらいしかなかった。
━━別件逮捕だ!蘭馬は思った。卑怯者どもめ!
『○時〇分、白鳥夏美を売春防止法違反の罪によって逮捕する』
サングラス刑事がびしっと台詞を決めた。
「そんな…。逮捕までが早過ぎる。別件逮捕だ。不法ではないのですか?」
蘭馬が激しく問うた。だが、刑事たちはニヤニヤと嗤っていた。余程嬉しいのか、肩の荷がはずれたように爽快な顔をしていた。
蘭馬はやがて車から降ろされ、上階の取り調べ室に通された。屈強な男三人がついている。物々しい雰囲気だ。彼は覚悟を決めるよりないのだった。
およみになっていただきまして誠にありがとう御座いました、




