第百五十八章〜一時帰宅
書かせていただきました。なんとか 歌舞伎町を脱出した蘭馬。次は夏美の自宅に帰宅せねばなりませんでした。さて ことの顛末 やいかにお楽しみいただけましたら幸いです。
蘭馬はホテルを出る時、マスクと サングラスをしていた。勿論、変装のつもりで、だ。人目を避けるように歩いたが、この町で人目を避けるなんて限りなく不可能に近かった。出来るだけ顔を伏せて歩いた。それでも、道端で声を掛けてくる男は数多いた。そんな時、蘭馬は、逃げ腰 であった。しつこく 絡みついてくる男は無視して逃げるように歩いた。三人の参考人探し警察とやらと出くわすことは幸いにもなかった。蘭馬は、夏美の自宅に一旦帰らなければならなかった。夏美の母が、暫く帰ってこないと心配してるといけないからだ。行方不明者とされたり家出人捜索依頼などされたら、さらに追跡態勢が強化されるだけに決まっているからだ。
夏美の自宅に着いたのは22時を回った頃であった。父はおらず、母親と兄とだけが在宅であった。
「アンタ、連絡もせずに何日居なくなってたの?お母さんがどれだけ心配したかわかっているのかしら?許しませんわ。今度からは、門限を決めます。21時です。いいわね?お父さんにも伝えておくわ。さあ、お腹空いたんでしょう?何か作るから座ってお待ちなさい」
いいながらキッチンに行ってしまった。
━━門限……。21時……。決められてしまった。夏美に何と言って謝ろう……。
お呼びになっていただきまして誠にありがとうございました。




