第百十一章〜無限 能力者
やらせていただきました。本日、最後の投稿となります。本日も1日お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。
になっていただけましたら嬉しいです よろしくお願い申し上げます。
「ごめんなさいね、お嬢様。渋滞にハマったようでしてねえ」
運転手が残念そうにそう伝えてきた。蘭馬は、
「ああ。大丈夫ですよ。急いでいませんから」
と答えた。聞こえたのか聞こえなかったのか それを機に運転手は沈黙した。新宿までは遠くもないが、渋滞してるのなら、時間はそれなりにありそうであった。
蘭馬はこの空き時間を使っ手情報収集をしようと思い立った。
スマホを取り出し、LINE アプリを起動させた。そうだ。夏美は平井とも連絡先を交換した筈だった。今回のことに、平井はどれだけかかわっているのだろうか?夏美の方から平井に連絡を取った可能性はあった。
仲間の人数が多ければ多いほど、機動力は発揮されるのだから。
蘭馬のフリをしてメッセージを送った。
『平井さん。お元気ですか?あれ以来ですね。』
だが、いつまで待っても、既読はつかなかった。着信を知って無視しているのか?それとも、LINE のメッセージは 軽視するタイプなのか?どちらもあり得る。いつでも何処でも既読をつけられる人間なんてそうはいないはずだ。
━━彼との連絡は後日にしよう。続いて、夏美のアカウントから、何かメッセージが入ってないか確認した。未読のメッセージがひとつだけあるのを確認した。メッセージを開いてみる。
【しっかりお金は稼いで。そして売り上げの50%をわたしに送金して。いい?約束。約束を破ったら、入れ替わりを強制的に解消しますからね。しっかりやって】
蘭馬は、絶望しかけた。それが彼女の目的だったのだろうか?
ふと思う。もし、彼女自身が入れ替わりを制御でき、自由に誰彼構わず入れ替わりができる超能力者だとしたら?欄馬の目の前で転げ落ちて来たのも偶然ではなく、意図的に彼を狙ったものなのだとしたら?
しかしそれにしても、蘭馬ひとりの稼ぎなどたかが知れているのてまはないのか?それとも、複数人に同じことが仕掛けられるのだろうか?
━━無限に入れ替わり…。
そこで思い至った。
まさか!!!
既に蘭馬の身体は別の人間と入れ替えられているのでは?次々に別の人間と入れ替わって、その都度、入れ替わられた人間を脅していく方策を考える…。
それを繰り返してゆくと…。
考えてみればその策略を張り巡らせている 本人は、夏美ではなく、夏美は何人目かの入れ替わりなのではないだろうか?
何よりも心配なのは自分の体であった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




