第百九章〜報酬
間があいててしまいました。書かせていただきました。いよいよ 彼女からの連絡も本格的になってきました。もう逃げ場はなさそうです。これからの展開は?乞うご期待!
一緒にホテルから出るのは嫌だと蘭馬は、一緒に歩くのを拒否した。飯田はそれを快く聞き入れてくれた。
何故そう頼んだかといえば、多くのスキャンダルの始まりはホテルのエントランスにあるからだ。特に、この日はいつ何処に夏美の目があるのかも知れなかったから。後でいろいろと詮索されるのも億劫だ。
飯田がホテルを後にしてから少し時間を置いてからホテルを出ると、案の定、夏美から電話が来た。
反射的に周囲を見回したが、夏美らしき人物の姿は見留められなかった。
「何処にいる?」
蘭馬は視線を走らせながら訊いた。だが、その問いに対する答えは返ってはこなかった。代わりに、
「避妊はしっかりしてくれたんでしょうね?」
と、逆に問われた。
「まあ、あなたが育てるっていうのなら、それでいいのかもしれないけれど」
蘭馬は驚いた。
「え?!いいの?育てるなら?」
「冗談よ。入れ替わりなんてのはいつ期限切れになって突然、元に戻らないとも限らないのよ」
「ま…、まぁ、確かに…」
「で…、どれだけ稼いだの?」
問われて慌てて、
「え?お金取るんだったの?そんなの受け取らなかったよ」
「当たり前でしょうに。貴方、わたしの身体を使っておいて報酬を支払わないつもりだったの?」
「え…」
「はい、アウト。今度そんなヘマやったら入れ替わりを解消させていただきます」
夏美はきっぱりと言い渡した。
お読みになっていただきますと 誠にありがとうございました。次、書こうと思います。作品になるかもしれませんがよろしくお願い申し上げます。




