Qu'est-ce qui vous motive? 2
乙鬼にメールが送られてきたのは今から20分前だった。
それは、法務省の重役を暗殺しようとしているスナイパーを始末しろとの事だった。
スナイパーの写真も送られてきた。画質はそれほど良くなかったが、顔を認識する分には充分だった。
写真に写っていたのは若い女性だった。白い肌に金色の長い髪、目は深い青色をしていた。
30分が経過した。
ぺトラはホテルをチェックアウトした。エレベーターで駐車場に行き、ホテルマンに彼女の車を持ってこさせた。数秒後、白のシトロエンC4が彼女の前に止まった。ホテルマンにチップを渡しホテルから出た。
シトロエンがゲートから出たころ、法務省の男はすでに目的地のビルに到着していた。男は待ち合わせをしてた二人と軽い挨拶をした後、エレベーターに乗った。23階の窓から、3人が見えた。3人の一人の頭から200メートルはなれたところには廃墟ビルがあった。その30階にワルサーWA2000の銃口が男のこめかみを捕らえていた。
「スーッ、」
「ハーッ、」
「スッ、」
3度呼吸をした後、引き金に指をかけた、が急に後ろに向きを変え、発砲しようとした瞬間、
「Drop it!!」
ぺトラの額に拳銃が突きつけられていた。
「I said drop your gun!!」完璧な英語で乙鬼は怒鳴った。
ぺトラは言われるとおりにワルサーを落とした、だが地面に叩きつけられる前にペトラは瞬時にコートのホルスターから拳銃、FNハイパワーを取り出し、目の前にいる少年の右目めがけ発砲した。
「・・っ!!」乙鬼は瞬間的に察知し、弾丸をすれすれで避けた。地面に転がる際に、二発、ぺトラに向けて撃った。一発目はねらった腿から数センチ外れ、コンクリートの柱に着弾する。二発目の弾丸は
ぺトラの頬をかすめただけで、壁に当たった。さらに乙鬼はもう2発撃つ。ぺトラも2発後方に撃つ。
ぺトラは北側の方へ逃げた。建物の中はまだ机や壁は残っていて、そこに隠れた。
右頬は一直線に切り傷が出来ており、かなりの血が出ていた。荒い息を収めながらぺトラは考えた。
「下の階への階段は南しかない。これは少しまずいな、完璧に誘導されている。」ぺトラはマガジンを落とし、新しいマガジンを装填して、ホルスターにしまう。そして背中から二挺のサブマシンガン、イントラテックTEC-9を取り出した。そして、机から飛び出し、走りながら360度、無差別に発砲した。
「パパパパパパパパパパパパパパパパァ!!」左が弾切れになったら右で撃ちながらマガジンを装填し、右が弾切れになれば左で撃った。机という机や座椅子、壁などが音を立てて破壊され、積もった埃を空気中にぶちまけていく。
西南の床にぺトラのWA2000が転がっていた。それを拾おうとした瞬間、
「パシッ、パシッ、パシッ」3発の弾丸がぺトラを襲う。ぺトラの肩、腰、ふくらはぎの肉が爆ぜた。激痛に顔を歪めながら、イントラテックをむける、が発砲しようとした瞬間、両手のイントラテックが破壊される所がぺトラにははっきり見えた。次の瞬間、激痛が胸に走った。そのままぺトラは床に倒れた。




