タイトル未定2026/02/14 22:23
#短編怪獣譚 (第二版)
いつになったら卒業できるんだ?
どうすればいい?
何をすればいい?
俺は一体、何がしたいんだ?
もし時間を戻せたとして、どうやって過去を修正すればいい?
これから何をすればいい?
もう、誰もいない。
もう、失うものは何もない。
ただ、母校に行くだけで涙があふれてくる。だって、時間を戻して…皆がいたあの頃に戻りたい…もう誰も失いたくないんだ。
孤独。
虚無。
もう、何もない。
ない。
あの時、ドーイを彼女にしておけば良かったんだろうか?
あの時、同じ場所で(進学)し続ければ良かったんだろうか?
もしあの時、あいつを殺していたら、どうなっていたんだろう? 良くなった? それとも、悪くなった?
もしもっと明るい道を選んでいたら、何か変わっていたんだろうか?
もし時間を戻したいなら、どうすればいいんだ?
これは全て、ある一人の少年の思考だ。
別の、いつまでも大人になれないクソガキにいじめられ続けている、一人の少年のな。
絶え間なく、いじめられて。
度が過ぎるほどに、いじめられて。
どのくらい度が過ぎるかって?
その少年が自殺したくなるほど、度が過ぎているんだ。
しかしある日、その少年と、そのいつまでも大人になれないクソガキが、偶然出会った。
するとそこへ、三つの頭と二本の尾を持ち、一対の翼を備えた黄金の龍が、空から舞い降りてきた。そしてその黄金の龍は、口から放つ雷光で、そのいつまでも大人になれないクソガキの体を撃ち抜いた。もし想像できなければ、落雷で人が死ぬニュースを思い浮かべてほしい。ただ、自然の仕業を黄金の龍の仕業に置き換えて。しかし、そのいつまでも大人になれないクソガキは、龍の雷光でも死ななかった。最初の雷光の後、黄金の龍は一旦停止し、そして再びそのクソガキに雷光を10発放った。そして龍は再び静止し、今度はそのクソ野郎のいつまでも大人になれないクソガキに、さらに9発の雷光を放って静止した。そして龍は、そのいじめっ子のいつまでも大人になれないクソガキに、もう1発の雷光を放って停止した。さらに龍は、そのいつまでも大人になれないクソガキに9発の雷光を放って再び休息した。それから龍は、そのいつまでも大人になれないクソガキにさらに9発の雷光を放って停止した。その後も龍は、そのクソ野郎のいじめっ子ガキに、さらに9発の雷光を放った。
雷光を放つ間、黄金の龍は常に三つの頭全ての口から同時に雷光を放っていた。
そして、そのクソ野郎のいつまでも大人になれないいじめっ子ガキは、まだ死ななかった。
すると龍は、三つの頭全ての口から同時に炎を吐き出した。炎は水平線の彼方まで達し、空の雲を突き抜け、大地と空の両方を焼き尽くした。そして炎は消え去った。
死んだのは、そのいつまでも大人になれないクソガキだけだった。もう一人の少年と、他の誰一人として死ぬ者はいなかった。
終わり




