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タイトル未定2026/02/14 22:21

#短編怪獣譚 (第一版)


ある者が、一人の少年をいつまでも卒業させずにいた。少年はただ、「いつになったら卒業できるんだ」と自分に問い続けるだけだった。


そのクソ野郎が、少年を誰とも恋人にさせなかった。かつて二人の女性から告白されたというのに。


そのクソ野郎が、少年から自分自身の金を奪った。


そのクソ野郎が、少年を今の姿にした。


どんな姿か、だと?


どうすればいい?


何をすればいい?


俺は一体、何がしたいんだ?


もし時間を戻せたとして、どうやって過去を修正すればいい?


これから何をすればいい?


もう、誰もいない。


もう、失うものは何もない。


ただ、母校に行くだけで涙があふれてくる。だって、時間を戻して…皆がいたあの頃に戻りたい…もう誰も失いたくないんだ。


孤独。


虚無。


もう、何もない。


ない。


それだ! それが、その少年の姿だ!


では、そのクソッタレな薄汚い疫病神はどうなった?


そいつはのうのうと。


何の罪も背負わずに。


ある日、そいつが僧侶の修行を終え、還俗して家に帰ろうとしていた、まさにその日。


ムカデのように長く節のある体で、長い脚を持ち、背中にはゴジラの背びれのような白い棘が三列に並んだ化物が、道を走るバイクに乗ったそいつの行く手を遮った。そして化物は、その口でもある顎から炎を吐き出した。2011年の洪水で、君の家の辺りが一番水位が高かった時を想像してみてほしい。ただ、水の代わりに全てを炎に置き換えて。君の家の辺り一面を炎が埋め尽くすんだ。


それが、そのムカデの化物の仕業だ。


終わり

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