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第81話 もう一度運動会

5月に入り、ついに恒例の運動会に入る。


前回の去年は戦いに備え仕事がハードになり運動会には不参加だったが、ミューズナイツ不在の中でSBY48の他のメンバーが優勝を取り戻していた。


あかりたちは他のメンバーもまた自分たちより優秀だと感じ、神7だからといって油断したら抜かれるとちょっと焦る。


そんな中でまた運動会が開催された。


「ああ…また運動会に出るんですね…」


「麻友美は運動が苦手だからなー。やっぱり嫌だったかな?」


「まぁその時はオレたちに任せなよ」


「頑張ろうね、萌仁香ちゃん」


「は、はい…。萌仁香頑張ります…」


「あっれー?もしかして緊張してる?」


「し、してませんよ!」


「そう固くなる事はないわ。私たちがついているもの」


「そうそう。私たちはあんなに辛い戦いを乗り越えたんだからいけるよ。さぁみんな、行進しよう」


「はい!」


「前回優勝チーム、SBY48」


「ミューズナイツ全員が不在の中でメンバーが団結して優勝を取り戻しました」


「前回準優勝チーム、UMD48」


「白石美帆の今季限りの卒業が発表されて今や話題になっています」


「TYT48。THK48。KKR48。SNY48。そして特別出場、WRD48」


「愛知県の豊田市、東北6県、福岡の小倉、瀬戸内海の広島と岡山、香川に愛媛のメンバーだけでなく海外の選抜48人も出場しています」


「選手宣誓。SBY48、前田あかり」


「じゃあ、いってくるね…。宣誓!我々アイドル選手一同は!スポーツマンシップだけでなくアイドル道に則り!正々堂々と戦い!そして…ファンの皆さんを楽しませることを誓います!選手宣誓!SBY48!前田あかり!」


最初の100メートル走では前よりも体力が上がった結衣とひかり、日菜子、麻里奈、エマ、加奈子がそれぞれ1位を獲得。


あかりはハイレベルの組に入り、普通なら1位のところを今回は3位となった。


だが麻友美は相変わらずのぶっちぎりの最下位、萌仁香もスタートダッシュで出遅れただけでなく途中で転んでしまった。


これでメンバーは萌仁香が運動が苦手だとわかった。


「何よ…?萌仁香は運動苦手ですけど!?文句あるんですか!?」


「いや…それもまた可愛いよ!」


「こんなの可愛くありませんっ!」


「一緒に運動が苦手同士…頑張りましょう…!」


「はい…」


萌仁香は麻友美の励ましでついに観念したのか言い訳をやめて、ただ頷くばかりだった。


次の綱引きは結衣とひかり、そして萌仁香の出番になる。


綱引きでは結衣とひかりの筋力が中心となりSBY48はすぐに決勝へ進出。


そして決勝ではSNY48と競い萌仁香がここで覚醒し、圧倒的パワーを見せつけた。


「萌仁香…あなた力はあるのね!」


「運動は苦手ですけど…ジムで筋トレはしていました」


「わかった!身体能力は高いけど、その扱いが下手なんだな!」


「ハッキリ言わないでください!ひかり先輩のバカーっ!」


次の玉入れは麻友美の出場で、いつも周りを見ている麻友美は無難なやり方で地道に入れた数を増やし2位にさせた。


ドッジボールでは加奈子とあかりの番で、あかりが外野に行き加奈子が内野で相手ボールを捕っては、あかりがそれを投げて当てる作戦がハマり優勝。


昼食の屋台でひかりとエマは大食いを始め、萌仁香も負けないくらい多く食べた。


結衣と麻里奈は計算されつつも好きな食べ物を賢く食べ、みんなのお腹を膨らます。


午後の部に入り借りもの競争に入ると、麻里奈は張り切ってスタート地点へ行く。


借りもののお題は「乙女ゲーム」でそんな都合よく持ってきている人なんているのか…と考えてすぐに財布を取り出して競技場から出ていきゲーム屋に向かった。


そこで新発売の「ゆざくらSPRING」というゲームを購入し強引にゴールする。


棒引きでは日菜子とエマが自慢の体力で無双するも、チームは最下位で疲労のせいかチームワークに乱れが発生する。


そして最後は…


「さぁお待たせしました!華のグループ対抗リレーです!全員出場ですので頑張ってくださいね!」


「アンカーはあかり、あなたに託すわ」


「私?」


「あかりはそこそこ体力もありマスし、テニスで鍛えた脚力なら大丈夫デス」


「先輩の事信じてますからね?」


「私たちでは足を引っ張りますが…気にせず走ってくださいね…」


「わかった!みんなの分まで頑張るね!」


「On Your mark…set…」


ピストルが鳴り第一走者の麻友美が精一杯のスタートを切るもすぐに大差をつけられる。


第二走者の萌仁香は出遅れた上にフォームは汚いものの、スピード自体は悪くなく少しだけ差を詰める。


そこから後続のメンバーが続き第10走者の日菜子、第15走者の麻里奈、第19走者の結衣が追い上げを見せ、第24走者のひかりがトップになる。


第31走者のエマが徐々に差をつけていき第47走者の加奈子まで行く。


そして…


「あかり!これはみんなが繋いだバトンだから…余計なプレッシャーを背負わずのびのびと走っておいで!」


「先輩…わかりました!」


「前田あかりが走る!走る!後続も必死に食らいつき追い詰めるももう遅い!神7の座は運動会でも譲らない!譲らない!並ぶことのないレース!王者はこの私だっ!絶対に王座は渡さないっ!ここでゴール!前田あかり、文句なしの優勝ロードへまっしぐらだ!」


「S!B!Y! S!B!Y! S!B!Y!」


「まったく…あの子たちは王者の誇りで勝負してるのね…」


「でも王者なのに泥臭いって感じじゃけぇ…」


「これは初心を忘れずアルネ…」


「ウチらも初心に戻ろか…」


「んだんだ…」


「あの子たちこそ王者ばい…」


「では閉会式を始めます!順位発表から参ります!」


一気に6位から2位までの発表に入る。


6位・WRD48


5位・SNY48


4位・TYT48


3位・KKR48


2位・UMD48


「では1位の発表です!1位は…得点新記録達成!SBY48!」


「やったーーーーーーーーっ!」


「最下位の7位は…THK48です!」


「あー…」


こうして運動会はSBY48の優勝に終わり、ミューズナイツの9人で祝賀会を開く。


加奈子はあれから高校三年生になり進路はどうするかと聞かれる。


進路先はアメリカのハリウッド芸能大学への留学が決まり、そこでプロデューサーの勉強をしながら旅に出る。


あかりたちも進路をそろそろ考えないといけないなと思い将来を考えるようになった。


つづく!

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