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第50話 破れない意志

麻友美の右腕が封じられている今の状態で、あかりたちは麻友美の指示の下で攻撃を仕掛ける。


麻友美は元々、王政大学や永治大学など高レベルなところに進学可能なほどの頭脳を持ちながら、頭の回転が速くない人向けの指示の出し方も的確なのでひかりたちにとってはありがたい存在だった。


日菜子と麻里奈、エマ、ひかり、萌仁香は単純かつ頭はそんなに良くないので麻友美の分かりやすい指示は個性に合っててすごく的確なので思うように体が動く。


「両手剣だか何だか知らないけど…やっぱり大振りになっているね!」


「けどアイツ何だか余裕そうじゃん!」


「だったら一発!ドッカーン!」


「ふん…甘いっ!」


「きゃっ!」


「Fire!」


「生ぬるいわっ!」


「Oh!アレを弾くデスか!」


「クロスボウより今はこっちだな…。アタシをナメんなっ!」


「サーベルごときで私に敵うと思ったか!バカめ!」


「うっさいなぁ!アタシは囮だっつーの!」


「何を…」


「そこぉっ!」


「うっ…!」


「ナイス日菜子!」


「ナイス麻里奈!」


「頭が悪い分際でやるではないか…。これだから人間は面倒なのだ…」


「へっへーん!どうだ!」


「私たちもいる事を忘れないで…?」


「覚えているぞ…貴様らはウォール・サタンを壊した者共だな。忘れるはずがなかろう」


「いいえ、もう一人偉大な先輩騎士もいるわよ?」


「ほう…?」


「上からくらえ!ドリルスマッシュ!」


「ぬんっ!」


「防いだ!?」


「王女さまもこの程度の力か。それともこれが限界か?」


「さぁね。今の私にはこれが限界かもしれない…。だからこそ…みんながついているよ!」


「Fire!」


「うっ…!」


「当たりマシタ!」


「エマ!ありがとう!」


「加奈子先輩もGoodデース!」


「むぅ…なかなかやるではないか…。もうお遊びはこのくらいにしよう…。ぬぅんっ!」


「うわっ!?」


「剣を地面に突き刺し…」


「マズい…早くこの場から離れて!」


「もう遅い!ジゴファイヤー!」


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


ゲーツィスは剣を地面に強く突き刺し十字を切りながら呪文を唱えると地底から黒い火柱が走りあかりたちを襲った。


とくにひかりはエマを庇うために直撃してしまい右脚に大きなやけどを負ってしまう。


エマはそれを見てショックを受けたと同時にゲーツィスへの怒りが込み上げてきた。


「ひかり!」


「へへ…エマが無事ならそれでいいんだ…。左足をずいぶんやけどしちまったが…まだまだ動けるぜ…?」


「仲間を庇うなどおめでたいものだ。夢を見るなら他人などどうでもよかろうに」


「ゲーツィス…You are crazy!絶対に許さないデース!」


「あのエマがキレた…!」


「それよりも…ひかりさんを私の方へ…」


「わかったわ!ひかり先輩、立てますか?」


「ああ…悪いな…苦労をかけて…」


「バカな事言ってないで早くしてください!まったく…ひかり先輩は仲間に熱く猪突猛進なんだから…。心配させないでよ…バカ…」


「へへっ…すまねぇな萌仁香…」


「ひかりさん…あなたはここで休んでてください…」


「麻友美…もう戦えるのか…?」


「少しずつですがこの状態に慣れてきました…。今なら少しですが戦えます…」


「ほう…やっと合流か。貴様一人入ったところで何が出来るというのだ?」


「何も出来なかったとしても…何かをすることをバカにする権利は…誰であってもないんです!足を引っ張るかもしれませんが…皆さんを全力でサポートします!」


「麻友美がいれば百人力だよ!」


「おかえりなさい!麻友美ちゃん!」


「さぁ、ひかりの無念をここで晴らすわよ!」


「うん!」


「どこからでもかかってくるがいい!」


「じゃあこっちからいくよ!」


日菜子の奇襲でゲーツィスは一歩だけ後ろに下がり連続でメイスでぶっ叩く。


まるでバトントワリングをしているかのように変則回転をかけて動き回り、ゲーツィスをかく乱していった。


結衣もハルバードをギュっと握りしめて先端で突き刺そうとする。


バランスを崩されたらすかさず体を避けてかわす。


あかりは切っ先を、加奈子は穂先を向けてありったけのドリームパワーで刺突する。


萌仁香も遅れて合流し先輩たちの動きを観察しながら巨大ハンマーで一振りして一撃を狙う。


麻里奈とエマは援護射撃のため本来なら連射は出来ないもののドリームパワーを上手く利用して連射する。


麻友美は不慣れな右腕封じに苦戦を強いられついに右腕を掴まれた。


「しまっ…」


「その右腕にもうすぐ慣れるころだろうが残念だったな。石になったという事は砕けばもう右腕をなくし戦う事は出来まい。ここで右腕を砕き再起不能になってもらおう」


「そんなこと…させません!私はまだ…世界中にアニメやゲームを通じて…平和を与える仕事があるんです…!あなたに壊されるほど…私の身体は弱くなんかありません!」


「ぐおっ!?」


「きゃっ!?」


「麻友美…あなた…!」


「ちょっと麻友美…右腕…!」


「ああ…右腕が元に戻っていきます…」


「これで麻友美先輩も戦えますね…」


「麻友美ー!おかえりー!」


「はい…ただ今戻りました…!」


麻友美が自分の夢を強く叫ぶと強大なドリームパワーが宿り右腕を回復させるという奇跡を起こした。


それがドリームパワーなのか効果が切れたのかはわからないけどこの奇跡に感謝して麻友美は両手でギュっと大鎌を強く握りしめる。


ゲーツィスは時間間隔を研ぎ澄まし残念そうにつぶやく。


「うーむ…まだ効果が解けるまでの時間は過ぎていないはずだが…?打が解けたものは仕方あるまい…。ならばもう一度ツバを吐いて石にするまでだ!」


「そうはいかないよ!萌仁香!」


「わかったわ!プレートアーマーメイクアップ!」


萌仁香はハンマーを上に掲げて呪文を唱えるとあかりたちの服が金属の鎧ことプレートアーマーへと変えた。


これならツバが染み込んで石になる事もない。


動きは鈍くなるが防御力や耐久力も上がる。


あの威力が高い両手剣では女の子であるあかりたちには衝撃が強く耐えるのが精いっぱいだ。


あかりたちの新たな姿にゲーツィスに敵うのか?


つづく!

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