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Dreaming Maker+  作者: 菖蒲P(あやめぴー)
一章
22/35

二十一話 話聞いてやるよ

CDの売れ行きも好調なDreaming Maker+。ユニット内ユニットなど、活動の幅が広がる。一方で百花繚乱は...

「皆おっはよ〜!なあなあ今朝のTV見た?」裕一はレッスン室に入るなり皆に問いかける。

「見た見た!僕らのCDがウィークリーランキングで一位だって!!」すっかり元気になった優月が自信満々に答える。

「お前は何でそう立ち直るのが早いんだ...まぁいいことだけどな」秀は呆れながら優月の方を見た。

「皆さんおはようございます!!ちょっと準備で遅れちゃってすみません!」世奈が遅れてレッスン室に入ってきた。

「さて、以前さらに新しい番組に出るとかなんとか言いましたけどそれにあたってお知らせがあります!」世奈が手に持った資料を見ながら話を続ける。

「一番近い出演日の番組なんですが、出演メンバーについて決まりまして...そこでお知らせがあるんです。ちょっと紛らわしくなるんですけど...」さらに資料を漁る。

「出演するのは今回は四人!風間くん、矢島くん、桧山くん、そして宮田くんの四人です!」

「八人じゃないの!?」裕一が真っ先に驚く。

「そこで、またお知らせがあるんです。この四人と、残りの四人でユニット内ユニットを組んでもらうことになりました!」

皆ぽかんとする。

「...ああ!確かDreaming Makerもあったよな!ユニット内ユニット!」一瞬ぽかんとした後裕一がふっと思い出した。

「そうです!八人での活動ももちろんあるんですが、毎回八人だと色々と面倒なこともあるので...さっき言った四人ずつのユニットに分かれてもらうんです。あ、一番近い番組に出演するのはさっきの四人、そして一ヶ月とちょっと後にあるバラエティには残り四人で出てもらう予定です!」

「僕らもちゃんと出番あるんだね!良かった!」千尋も安心した様子だ。

「ちなみにユニット名とかリーダーとかもあるので発表します。風間くんがリーダーのユニット、salvage!そして龍ヶ崎くんがリーダーのユニット、café au laitです!」その発表に皆大いに盛り上がる。

「風間と龍ヶ崎がリーダー...不安しかないな」「ん?陽昇なんか言った?」「...何でもない」独り言を聞かれた陽昇はごまかした。

「これで皆の活動の幅も広がります!よりメンバーと仲良くなれるチャンスでもあるので特にリーダーはしっかり皆をリードしてくださいね!」

「はーい!」「は〜い」リーダーに選ばれた二人はそれぞれ返事をした。


その日もレッスンを終え、皆バラバラに帰り出した。千尋がレッスン室を出ると、ちょうど百花繚乱のメンバーと出くわした。

「あ、百花繚乱!」千尋は思い切り指をさした。「...人に指を指すもんじゃありません」葵も思わず注意した。

「千尋くんたち、Dreaming Maker+のCD、すごい売れてるね〜」愛央の言葉に千尋は胸を張る。

「当然!お前らはどうなの?ランキングにはいなかったけど売れてる?」その言葉にメンバーはギョッとしてなぜかきぃの方を見る。

「ん?どうしたの?」千尋も怪訝そうにきぃを見ると目を潤ませて俯くきぃの姿があった。すると、

「...もう、知らない!」と言って急にきぃが駆け出した。「おい、待てよ!」思わず千尋は追いかけ出した。立ち止まった百花繚乱の三人はふう、とため息をついた。


「つーかまーえた!!」やっと追いついた千尋はきぃの腕を掴んだ。事務所を出てすぐの公園だった。

「お前逃げ足だけは早いんだな、で、何で逃げ出したの?」そう言われるとずっと千尋に背を向けていたきぃが振り返った。ボロボロ泣きながら。

「ちょっ、何だよ泣くなよめんどくさいなぁ、...話聞いてやるよ。誰にも言わないからさ」

「...本当に誰にも言わない?」そう言われうんと頷く千尋。きぃは石段の上に座りとなりに千尋が座った。そして話を始めた。

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