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悪役令嬢は自由な冒険者に憧れる  作者: ユミエリ
第1章 夢と希望を見せる空を見たー幼少期篇ー
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閑話 不思議な女の子ークスト視点①

クストから見たユリアナへの視点です。ちょっと長くなりそいなので分けて投稿します。


僕┄クスト・ミリアは幼馴染みのストリンガー・セルナルドと一緒に、学園の特別授業を受けることになった。


なんで僕がそんなものを受けないといけないんだと教師に文句を言えば、鼻で笑われた。


「は? そんなの決まってるだろ。初等部にお前みたいな子供が天才だとか言われているのが腹が立つからだ。」

「┄それに┄魔力増加や攻撃の鋭さは良いとしても、また魔力操作は未熟ときた、それくらい出来るはず┄だよな、天才くん」


年下の僕を教師が見下してくる、この男は┄心底、大嫌いだが┄事実┄魔力操作は苦手だった。


器用なことはとても出来ないため、幼心的にムカついていたからだ。


ならば┄きちんと教えればいいのにと、この男に言いたくなるが、無駄な気がする。


人をバカにする奴ほど、心が醜いと僕は知っているからだ。


そのあと一応は特別授業を受けることにした。


(あ、言っておくけど、あの教師はムカついてたので┄軽くのしておいた。)


◇◆◇◆


特別授業に行けば、先にストリンガーが座って、ぼんやり考えごとをしているようだった。


珍しいなと思う、あいつは大概の悩みなど、すぐに忘れてしまう奴なのにと僕がじーーーッと見ていれば、ストリンガーが僕に気づいたようで手を振って呼んでくる。


「こっちやでクストの席は、はよう来いよ。」


僕は近づいて┄ストリンガーに挨拶するため隣に座ろうとしたら


「真ん中は┄もう一人の子用や、その隣に座り。」


と注意され、もう一人という単語に驚いた。


他にも誰か来るのかと思うと妙に警戒心が増す


真ん中をあけ隣に座りながら、ストリンガーに情報を聞くことにした。


「この席┄誰が来るんだ?┄」

「クストぐらいの年齢の子やて聞いたな┄なんでも魔力量が半端なくて、魔力操作もうまく、全体魔法が使えるやと」

「全体魔法を僕ぐらいの年齢で┄魔力操作も魔力量も多いって天才かよ」

「あはは、お前みたいやな! って睨むなや┄でもよう┄その子な、まだ魔力の器が未完成らしいから、今回┄特別に学生以外を学園にて1週間体験するて話や」

「へえ~珍しいな。普通なら┄そんな許可が下りたりしないのに┄っていうか、いつも思うが┄何処の情報だよ」 


多少の理由は理解したが、どうにもその情報源が気になって問えば、人指し指でチッチッチと左右に首を振り


「それは秘密だ、クストだから情報を話してんやから┄そのことは聞くなて」

「┄しかし┄気になるからな。まあ無理にはきかないけど、それより話しを戻すが、その子┄」


そこまで言いかけたとき、ミルフィーネが入ってくるのを見て、言葉をとめ睨んでしまう


ミルフィーネ・ドライスン、18才で高等部の先輩だが┄悪い噂がたたない人物で、僕は妙に危険信号が鳴り、警戒心を強くもってたりする。


なんでよりにもよって┄あの女が教師なんだと文句を言いたくなったときだった


ひょこっとミルフィーネの近くから僕よりも少し低い感じの女の子が出てきて、席の位置を教えられたあと、トテトテと歩いて、階段を必死に上がってくる姿に、プッと笑ってしまう


「┄小動物┄みたいだな┄あの子」

「ああ┄からかいとうなるな┄」 


からかいたくなるって┄こいつらしいと思っていれば、その子は僕らの近くへ来るなり挨拶してくる。


「今日から、私も一緒に勉強することになったユリアナ・サンファリスです宜しくね。」 


少しの緊張と戸惑う姿は、ちょっとオドオドしているのに、口調はとてもハッキリとした感じで僕らをみる


チラリと横目でストリンガーをみると、にこやかな笑みを浮かべ、楽しげに返事を返していた。


「へえ~女の子だったんやな。わいはストリンガー・セルナルドで8才や、よろしゅうな」

「はい、宜しくお願いします」

「ふ~ん、女子のわりにはチビなんだな」 


あっやばい、初対面相手に憎まれ口叩いてしまった。


僕は人見知りというよりは、信頼できる相手でないと、警戒して素直になれない所があった。


気分を害したか? とサンファリスを見れば、バッチリと視線が絡み、青い瞳は綺麗で見入ってしまうが、ハッとなる。


何が見入るだよ┄と己れを叱咤して


「なにを人のことみてるんだよ┄」


と文句を告げれば、サンファリスはジ~っと何かを窺っている様子だったが┄


急に驚いた表情になり一人でブツブツと小声で呟きだし、百面相のように表情がコロコロと変わっていくなり、自分の世界にトリップしている様子で、ふむとかムムと考え込んでいる。


「なにやってんだ┄こいつ」

 

つい、そんなことを呟きつつも、話が先に続かないと判断した僕は、注意することにした。


「おい、こら僕のことみて固まってんじゃね~よ、こえ~ぞ」

「はっ! 白昼夢と思考の波の中に流れていたらしい、ありがとう元の世界に生還できたよ。」

「はぁ⁉」




ブックマークありがとうございます。なんと見てない間にブックマークが105までいっていて驚きました。読んでくださりありがとうございます。

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