第5話 初めての同学年の子は、ちょっと変わった魔術師⑤
攻略対象者登場です、名前はクストです。今後関わる人物ですね
あと新キャラ、ストリンガー君、アリエルお兄さんの苗字が名前と似てますが別物ですので、ややこしいですが、おきになさらず
ミル姉様が私の足の遅さに、途中からおんぶをされて、教室へと着いたのは3分と少しで
教室の前に下ろしてもらい中に入るのはいまとなる
中に入ると教室の周囲は、前世の大学のような感じの机並びで、階段の段差があるようになっていた
私から見れば机も背の高いビルのようで、色々と迫力のある光景となる
そして前方3段目ぐらいには、私と同じように体験入学生の人物が2名いるだけだった。
他に参加者はいないのかと聞いたら、今回は特別枠だけの人物を選んでの事らしいと説明され
次に私の席は、先程見つけた2名の間の席だと教えてもらい、私は席に行くべく階段を一段一段と上り、彼等のいる席に近づいて席に座り
「今日から一緒に勉強することになった、ユリアナ・サンファリスです、宜しくね」
初対面の挨拶は大事だと、挨拶すれば、右隣の人物が私を見ると特徴的な感じで、何処かヤンチャ系男子のイメージで髪色は緑で、顔つきは幼く、身長は私よりも20センチ高く
短髪で、瞳は淡い金色、服装は男子用の制服なので、紺のブレザーのジャケットに白いYシャツに浪線の模様が入ったネクタイに紺のズボンで良く似合っていた
「へえ~女の子やったんやな。わいはストリンガー・セルナイドで8才や、宜しゅう」
「はい、宜しくお願いします」
「ふ~ん、女子のわりにチビなんだな~」
ストリンガー君と挨拶していると、左隣にいる人物から声をかけられて振り返り見ると、制服と言うよりもファンタジー系の魔術師っぽい感じの服装で、黒一色のローブに変わった刺繍を施されていて、髪色は青に近い黒に瞳は赤い
背は私よりは10センチは高いようで、片眼鏡をかけていた
「┄なに人の事、見てんだよ┄」
ジロッと睨む姿と妙に気に障る言い方には、何処かで見たことがある気がし、じ~っと目を見ていることしばし
ふと目の前の男子が大きく成長した姿が頭の脳裏に過った瞬間、私は急いで自分の口を両手で塞ぎ叫びそうになった自分を止めたことを褒めたくなった
何故ならば┄この魔術師の少年は、乙女ゲームでの攻略対象者の四人目のお方なのです!
名前はクスト・ミリア/年齢は5才で私と同じ年齢である
乙女ゲームでは魔術師長の父親を持ち、生まれながらにして魔法や魔術が使え、天才と言われる人物
身長は110㎝/体重41㎏で結構細身体型、目元は少しつり目、瞳と髪型は先程と同じ
将来の個別ルートでは、学園の異端児として天才と言われたクストは、あまり人を寄せ付けず、一人でいることが多く、多少の口の悪さも、合いなって妙に恐れられていた。
ユリアナとは同級生となるが、このユリアナは恐れを知らないのか、クストの可愛いさを気に入ってるらしく愛玩ペットのようにしようと画策するんだよ
だけどクストはユリアナのことを、徹底的に無視していくんだ
でもヒロインに出会ってクストは年相応の表情を見せるようになる
どうにも両親とは、将来の事で対立関係を持っていて、大人ぶろうとし、ある事件が起きる
クストの魔力暴走でヒロインを怪我させてしまい、己れの心に閉じ籠るけど┄ヒロインの暖かい思いと優しさに、閉じかかっていた心の扉が開いていくの
でもこのときユリアナの策略により、ヒロインが危険な目にあい、クストが立ち上がってユリアナを殺してしまうという、ちょっとホラーの愛情があるのだよ
そんな未来など私は嫌なので、クストとヒロインがくっつくなら、邪魔せずに心の中で応援するよ、死にたくないし
「おい、こら僕の事見て固まってんじゃねーよ、こえ~ぞ」
「はっ! 白昼夢と思考の波の中で、私は流れていたらしい、ありがとう元の世界に生還できたよ」
「はあ⁉」
クストが呆れたように私を見ていると、隣のストリンガーがプハハハと笑っていた
「┄君┄面白いな┄クストを呆れさすなってよ」
「┄チッ┄ストリンガー笑うな‼」
「えっと、クストくんって言うんだね┄さっきも言ったけど、私ユリアナ・サンファリスです宜しく」
二人がちょっとした感じが、まるで┄もう友人のような気がし
いいなぁ~
と思ってしまう
クストが攻略対象者でも、同年代の友人なんて、いままでいなかったから、二人の間にいる私が声をかけると
一瞬だけ間を空き、ストリンガーがクスッと笑い、クストは頭を掻いてから
「┄┄お前だけに自己紹介させといても悪いから、僕も名乗らせて貰う」
「僕はクスト・ミストで5才だ┄宜しく┄」
多少┄それだけ言うなり、プイッと視線をそらしてしまう
うむ、まだ初対面なので、仲良くなるのは時間が必要なのかな
びみょ~にツンデレ┄なのかな?
そんな事を考えていると、右隣からポンポンと肩を叩かれ、振り向けば
「あれ┄ただの、素直になれないだけだから┄嫌いにならないでやってな┄」
と笑みを見せたまま、まるで前から知っている様な口振りに┄もしかして知り合いなのかな? と感じた
「┄ストリンガーくんって、クストくんと知り合いなの?」
「┄直球な質問やな、まあ┄ある意味、幼馴染みかな┄」
ほう~、ゲームでは知らない真実ってやつだよね
でも幼馴染みなら少しぐらい物語で、モブ的に登場しても変じゃないのに、顔だってイケメンさんなのに
「┄うむ┄もったいないよね┄」
「は? もったいない?」
「うん、クストくんと幼馴染みで格好良くて、めっちゃ優しそうなイケメンさんなんだから、モテるよ絶体┄」
「へえ~、そないにイイ印象かいな、テレるな~」
「へ? ほえぇぇぇ~~‼」
不意に頭の思考中に呟いた言葉に、声をかけられて┄思考の中だと思ってた私は、ふと気づく
心が声に出て知らないうちに会話が成立して、私は驚きで変な声を出して、ストリンガー君のテレる姿に動揺する
「いま、いままま┄のは、心の声だから!┄って、それは本音だよね、うん? あれ? ふぇ┄これってフォローになってないよ~」
とプチ混乱を起こしてしまう
「こら、ストリンガー‼ こいつをからかうなっての! それに、お前も落ち着け┄ストリンガーはお前の反応を見て遊んでるだけだから」
「ふぇ┄そうなの?」
「あ~あ、バラすなや┄せっかく面白いリアクションやったのに」
ちょっと残念そうに言うストリンガーにクストは、やれやれと言ったふうだった
そんなときだった、手を叩く音がした方向を振り向けば、教壇でミル姉様が、にっこり笑い
「授業初日から┄騒ぐとはイイ度胸ね┄私から小一時間の説教と授業を開始する勉強、どっちがいいのかな?」
優しげな口調のわりには、穏やかでない雰囲気に私達は声を合わせ
「「「授業の勉強がいい」」」
と言ったのだった。
だって説教よりも勉強のほうが、精神的な苦痛はないもの
でも、クストとストリンガーも、説教嫌いとは、仲間だね、うん
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