第5話 初めての同学年の子は、ちょっと変わった魔術師④ー小さな闇ーアリエル視点
アリエルの闇が少しわかります
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ユリアナがミルフィーネと一瞬に学園長室を後にしていた頃、何を思ってか俺を学園長たるレックスフォード殿と対面的な状態でソファー座るはめになっていた。
俺に残るように言われたとき、一瞬┄考えが読まれのかと睨んでしまったが、彼はただにっこりと笑み
「┄少し話しをしようかアリエル殿」
と静かな口調で言われ、拒否権はないような絶対的命令権のような雰囲気があり、渋々だが話をすることになった。
本来ならば┄ユリアナをあのミルフィーネと一緒にさせたくないと心から思っているが、アイツに見張らせておけば、何かあればすぐにわかるからな
そんな思考を巡らせていれば、紅茶のカップの音が耳に入り、次に俺へと視線を向けてくる気配がし、学園長へと視線を合わせた
「それで┄俺をユリアナから遠ざけた、いやここに残した理由は何だ」
スッと目を細めて警戒を含ませ学園長に問えば、何故かクスッと笑う
「君は本当にユリアナ嬢以外だと態度が一気に変わるね┄どっちが君の本来の顔なんだい」
「は? 俺は元より、こんな性格だ。くだらない理由なら立ち去らせてもらうが」
「┄まったく┄君は真面目だね。少し和ませてから聞きたかったのだが、まあいい┄単刀直入に訊ねよう。アリエルはミルフィーネをどうするきだったんだい?」
チッやっぱり考えてたと見破っていかのか
「┄消すつもりだった。あ~ゆう人間は┄クズやろうとかすからな┄狂う前に殺したくなる」
「┄やはりか┄どうにも先程、見た君の目は殺意がこもっていたからね」
「だから┄何だ。俺に殺させないつもりか┄あんた┄」
チッ、偽善者が! 先生が生徒を守るとかヘドが出る
権力を持つ奴は下の者を見下す、一部の者が善となるなら、他を消すやからが多い時代だ
あの国は別だが┄ここもそうとは俺は信じていない
「┄へえ~そこまで守れる自信があるのか? 卒業しても狂わないだけのことが‼」
バンッっテーブルを叩きつけて言えば、学園は何も迷う事なく
「ああ┄ミルフィーネは大丈夫と言えよう、そのためにユリアナ嬢を連れてきたのだから┄」
「は? ユリアナがか┄どういう意味だ」
「それはな┄彼女自身に悪いものを引き付けるが、逆も然りなのだよ。善の心を導く力をもち、未来を変える能力も┄彼女が持っているんだ」
「一度ユリアナ嬢の手に触れただろう、ワイセイドの家でね」
そういえば確かにと思えた
僅だがユリアナの近くにはワイセイドがおり、その近くレックスフォード殿がいた
それに少なからず、確かに触れた瞬間があったが、ほんの数秒だったはずだ
「┄あんたは┄あのミルフィーネが┄ユリアナによって変わると、そう判断したと思えたんだな」
「そうだ┄きっとな┄」
このレックスフォード殿が本当に、迷いなく言っているのは目を見てもわかるさ
だが俺は┄ああいう分類の奴が、そう簡単に変わるとは┄どうしても思えない
「一応は貴方の目利きを信じ、妙な考えは引きます┄だが、本当に変わらなかった場合は┄俺は、消しますからね」
「そうならないように、いたしますよ」
「┄くえない人だな┄だが┄あんたみたいに、真っ直ぐな奴は嫌いじゃないよ」
「ありがとうございます」
俺はゆっくり席を立ち、少なからず、さっきまでの怒りはなくなっているぶん冷静になり思う
チラリと学園長を見ると┄また紅茶を飲み┄まったりとする姿に、本当にさっきまで弁論を交わした、同一人物とは思えないほどに落ち着いていた
大人の経験の差を見せられている気分で少し腹立だしいが、一応は告げておくことにした
「┄俺を冷静な状態に戻してくれて感謝する」
学園長は俺の言葉を聞き、紅茶を一口だけ飲んだあと、しらじらしく
「さて┄なんのことでしょうね。私のことなど構わずにユリアナ嬢の警護を宜しくお願いします」
といい終えるなり、また紅茶を飲む
しらをきるならば深く聞く必要もないと判断し、扉へと移動し、ドアノブを回して外へ出た
◇◆◇◆
アリエルが部屋を出て行ったあとレックスフォードは思う
人の道も困難となるもの、先にある深みに嵌まるか、抜け出すかは運命だけが知ること
私は先を行く未来の子を導くことが仕事ですしね
さて、ユリアナ嬢┄これから先は、貴女の道で決まります
運命を黒に染めるも、光りあるものにするかも、匙加減一つ
楽しみですね、これからが
フフッとレックスフォードは小さく笑み再び、紅茶を注ぎ飲んでいた
次回は新キャラの攻略法対象者が登場しますのでお楽しみに!




