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悪役令嬢は自由な冒険者に憧れる  作者: ユミエリ
第1章 夢と希望を見せる空を見たー幼少期篇ー
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第5話 初めての同学年の子は、ちょっと変わった魔術師④ー小さな闇ーアリエル視点

アリエルの闇が少しわかります

ブックマークありがとうございます!

ユリアナがミルフィーネと一瞬に学園長室を後にしていた頃、何を思ってか俺を学園長たるレックスフォード殿と対面的な状態でソファー座るはめになっていた。


俺に残るように言われたとき、一瞬┄考えが読まれのかと睨んでしまったが、彼はただにっこりと笑み


「┄少し話しをしようかアリエル殿」


と静かな口調で言われ、拒否権はないような絶対的命令権のような雰囲気があり、渋々だが話をすることになった。


本来ならば┄ユリアナをあのミルフィーネと一緒にさせたくないと心から思っているが、アイツに見張らせておけば、何かあればすぐにわかるからな


そんな思考を巡らせていれば、紅茶のカップの音が耳に入り、次に俺へと視線を向けてくる気配がし、学園長へと視線を合わせた


「それで┄俺をユリアナから遠ざけた、いやここに残した理由は何だ」


スッと目を細めて警戒を含ませ学園長に問えば、何故かクスッと笑う


「君は本当にユリアナ嬢以外だと態度が一気に変わるね┄どっちが君の本来の顔なんだい」

「は? 俺は元より、こんな性格だ。くだらない理由なら立ち去らせてもらうが」

「┄まったく┄君は真面目だね。少し和ませてから聞きたかったのだが、まあいい┄単刀直入に訊ねよう。アリエルはミルフィーネをどうするきだったんだい?」 


チッやっぱり考えてたと見破っていかのか


「┄消すつもりだった。あ~ゆう人間は┄クズやろうとかすからな┄狂う前に殺したくなる」

「┄やはりか┄どうにも先程、見た君の目は殺意がこもっていたからね」

「だから┄何だ。俺に殺させないつもりか┄あんた┄」 


チッ、偽善者が! 先生が生徒を守るとかヘドが出る


権力を持つ奴は下の者を見下す、一部の者が善となるなら、他を消すやからが多い時代だ


あの国は別だが┄ここもそうとは俺は信じていない


「┄へえ~そこまで守れる自信があるのか? 卒業しても狂わないだけのことが‼」


バンッっテーブルを叩きつけて言えば、学園は何も迷う事なく


「ああ┄ミルフィーネは大丈夫と言えよう、そのためにユリアナ嬢を連れてきたのだから┄」

「は? ユリアナがか┄どういう意味だ」

「それはな┄彼女自身に悪いものを引き付けるが、逆も然りなのだよ。善の心を導く力をもち、未来を変える能力も┄彼女が持っているんだ」

「一度ユリアナ嬢の手に触れただろう、ワイセイドの家でね」 


そういえば確かにと思えた


僅だがユリアナの近くにはワイセイドがおり、その近くレックスフォード殿がいた


それに少なからず、確かに触れた瞬間があったが、ほんの数秒だったはずだ


「┄あんたは┄あのミルフィーネが┄ユリアナによって変わると、そう判断したと思えたんだな」

「そうだ┄きっとな┄」


このレックスフォード殿が本当に、迷いなく言っているのは目を見てもわかるさ


だが俺は┄ああいう分類の奴が、そう簡単に変わるとは┄どうしても思えない


「一応は貴方の目利きを信じ、妙な考えは引きます┄だが、本当に変わらなかった場合は┄俺は、消しますからね」

「そうならないように、いたしますよ」

「┄くえない人だな┄だが┄あんたみたいに、真っ直ぐな奴は嫌いじゃないよ」

「ありがとうございます」

 

俺はゆっくり席を立ち、少なからず、さっきまでの怒りはなくなっているぶん冷静になり思う


チラリと学園長を見ると┄また紅茶を飲み┄まったりとする姿に、本当にさっきまで弁論を交わした、同一人物とは思えないほどに落ち着いていた


大人の経験の差を見せられている気分で少し腹立だしいが、一応は告げておくことにした


「┄俺を冷静な状態に戻してくれて感謝する」


学園長は俺の言葉を聞き、紅茶を一口だけ飲んだあと、しらじらしく


「さて┄なんのことでしょうね。私のことなど構わずにユリアナ嬢の警護を宜しくお願いします」


といい終えるなり、また紅茶を飲む


しらをきるならば深く聞く必要もないと判断し、扉へと移動し、ドアノブを回して外へ出た


◇◆◇◆


アリエルが部屋を出て行ったあとレックスフォードは思う


人の道も困難となるもの、先にある深みに嵌まるか、抜け出すかは運命だけが知ること


私は先を行く未来の子を導くことが仕事ですしね


さて、ユリアナ嬢┄これから先は、貴女の道で決まります


運命を黒に染めるも、光りあるものにするかも、匙加減一つ


楽しみですね、これからが


フフッとレックスフォードは小さく笑み再び、紅茶を注ぎ飲んでいた  

次回は新キャラの攻略法対象者が登場しますのでお楽しみに!

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