第3話【人物】メルギナス
謎の孤島にある空き家。
昔は石像好きの爺さんが住んでいたが、今はだれも住んでいない。
この場所で俺はノラ。さらにクウガと待ち合わせ。
地下にある転移の門が光り輝くと2人が俺の顔を見て挨拶をし始めた。
「お久しぶりです」
「クロー兄さん、珍しいね学園に来ればいいのにこれじゃ密会だよ?」
「密会だもん」
俺の返事を聞いてノラは周りを警戒しだす。
クウガのほうもソワソワし始めた。
「あの。僕帰りましょうか?」
「そうだね。クウガ校長は帰ったほうが良い」
ノラの合図でクウガが帰ろうとするので、その手を引っ張る。
「あの、呼んだ意味なくない?」
「え。でもノラさんとの密会ですよね? 僕は外を見張る係です? あれですよねアリバイ作りで呼んだ。と」
「クロー兄さん! やっぱり。その……ああっ綺麗な服着てくるんだった」
何の話だ。
「呼んだのはクロウベル辞典の事だっての」
「ああ、そっち?」
「ますます僕が呼ばれた理由がわからないですけど。クロウベルさんの辞典であって……」
上に行きながら説明するわ。と階段を上がる。
「ノラが俺の辞典を作るってのはもう、戻れない場所まで来てるからいいとしてだ。だったら俺の関係者も一緒に記憶すべきだ。と思ってな。ノラだってメルナやアリシアの文字入れるつもりだろ?」
「え? そうだね……クロー兄さんの伴侶だし当然入るかな」
「で。メルナに自分の設定を聞いたら『美人な魔女』で終わらせた」
俺が喋り終わると地上の小屋の中に出た。
「この場所は?」
「んー。地面を掘ったら『仙人の桃の種』が手に入る場所」
イベントアイテムで、庭に埋めるとわずか数日で桃がなる伝説の種。
「はい。聞かなかった事にします」
「クロー兄さんの設定集よりもクロー兄さんが知ってるアイテムの辞典を作ったほうが良いかも知れない。と思えてくるよ」
「俺の知ってるアイテムなんてほぼ無いよ。殆ど忘れてるし……急に思い出すぐらいで……で。そうそう本題に戻すと。どうせ自分の話だなんて判らないものだろ? 3人でメルナの項目を作ろうかと」
「ボクは辞めとくよ……後が怖い」
「僕も辞退します。命が惜しいので」
まさかの拒否。
しょうがない、切り札を使うか。
「ノラ。ノラの旧実家に秘密の墓がある。クウガ『姉妹のイヤリング』と言う長距離用の通信アイテムの耳飾りの場所を知ってる。リーカとムーンに丁度いいと思わないか? 俺がプレゼントしてもいいんだけどぉ……ここはクウガのほうが」
「っ! クロー兄さん、ほれぼれするぐらいいい笑顔だね」
「クロウベルさん……あれですよね。1人で作ったら殺されるから巻き込んでますよね」
当たり前だ!
俺1人でメルナの項目を作ってみろ。本が発売される前に俺は折檻だ。
最悪無いとは思うが、人形などに封印される場合だって考えられる。
「3人なら言い訳もたつし、ネチネチ言われるぐらいですむから!!」
「はぁ…………わかったよ。この年齢になって旧生家の話を聞くとは思わなかった」
俺は紙とペンを出してメルギナス。と名前を書いた。
◆メルギナス (人物)
この話のヒロインで魔女メルギナス。
長い耳をもち長寿と言えばエルフ……なんだけど、この世界では長寿族とだけ。他にも長寿な種族はいますし。
年齢は1000年以上、魔法を教え魔法を教わり生活をしていた過去があり時には女王の様に里をまとめた事がある長寿族の女性。
現在はなるべく人と関わらないように生きているが、知り合いの娘を育てるのに力を貸していた。
本来魔女とは忌み嫌われる象徴でDLCではクウガに助言を与えるだけの魔女で別にクウガの事を好きになるなどのイベントはない。
900年ほど前から『のじゃ』を使うように。
人里に来ては甘い物を買って森や洞窟の中で孤独に生きる。
その昔貫録をつけたほうが? と思い始め語尾に「のじゃ」などをつけ始め使っている間に口癖にたまに素で忘れることも。
魔法全般使え、何だったら回復魔法も使えるが基本電撃系しか使わない。
その理由は1つの魔法しか使わない事で相手が油断するから、なお。別にその他の魔法を忘れたわけじゃない……たぶん。
簡単な魔法なら無詠唱でもいけるが暴発が怖いために呪文の名前ぐらいは言うように。
700年ほど前に地下古代都市を封印。そこで魔力の大半を失う。
そこから魔法の使い方を変更し体内の魔力より体外の魔力を中心に使う。
生まれてからは森で静かに暮らしていたが、気づけば人間に森を燃やされ住処を追われた過去があり。その森を燃やしたのは身内? と言う説も。
師匠、師匠とうるさい弟子が増えたが。どうせ死ぬんじゃろ? とあまり見向きはしない。あまりにも好意を向けられて可哀そうだから一晩ぐらいなら体を許してもいい。と思っているが逆に断れた。【こいつは一体なんなんじゃ?】と本気で苦悩する。 古くから生きてるから顔なじみが多い。
700年ほど前に英雄アーカスと賢者ステリアと共に北のダンジョンまで向かった。
その時に賢者ステリアの事を好きになったが、表に一切出さずにアーカスに譲ってる。理由はアーカスの事も好きだから。それに人は人と付き合うのが一番。と思っている。
とある事から弟子と関係を持ってしまっては、結構自己嫌悪に陥ってる。
2人の兄妹の親になる
胸のにゅうなんちゃらはちょっと大きい。
魔女だけに男のテクが上手いと思いきやそうでもない。
乳も尻もでかい。
匂いは桃系の甘い匂い。
──
────
「《《初期設定》》としてはこんなものか……会ってからの行動は中々整理出来ないから後日足すとして」
「うわぁ……」
「これは……」
なんだろう、2人が引いてる。
俺の意見と2人の意見を参考にして書いたメモだけど。
「クロー兄さん。これ……この部分とこの部分。こっちも。あと謎の『エルフ』?って文字も消すよ」
「ノラ先生。早く消したほうが良いです。万が一のこのメモを見られたは僕は骨も残りません」
「えっ!? え!!?」
俺の書いた所がどんどん消されていく。
残ったのは。
◆メルギナス (人物)
長寿族の千年以上生きる魔女。魔法を多種多様に扱いのちにクロウベルの伴侶となる。美人で体系はナイスバディ。
………………少なくない!?
え。メルナの過去の恋愛話は!?
俺は2人の顔を見ると呆れた顔だ。
「クロー兄さん。あの設定集と言っても危ない情報は載せないよ……」
「それはわかるけど、危なくない情報無くない? いっそ全部乗せたほうが」
「危なすぎるよ!」
「危なすぎます!!」




