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潔癖症の私が気付けば世界最強に〜この世界で黒髪は絶世の美女扱いらしいです〜  作者: 猫崎ルナ
2章 異世界オーク怖い

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可愛い女の子が魔の手に!ムキー



 私は木の枝に座り、地面を眺めていた。

 早く通らないかなー何がくるのかなーとぼんやり考えつつ、あ、この枝に土魔法使ってここで仮眠したら安全なんじゃない?とか考えていた。


 そして何かの足音が聞こえてきたと思えば、その足音の主は女の子。


「はえっ?!」


 私は動揺した。

 予想では魔物対魔物のバトルが見れるのかもと思っていたら、人間が出てきたのである。

 しかも小学生程の可愛らしい女の子。

 動揺するなと言われた方が無理である。


 そんな動揺している私のみている前でその子はとんでもなく盛大に転けた。

 しかもその反動で二回転ぐらい転がり木にぶつかってた。めっちゃ痛そうだった。


 その事に更に動揺して固まった私の目に入ったのは、めっちゃデカいクマの魔物。

 大きすぎるやろ…ゴブリンキングの変化後と同じぐらいデカい。ゴツい。怖い。

 そりゃ必死に逃げるわ…。


 その魔物がゆっくりと女の子の方へ歩き出したのをみた私は咄嗟にその魔物に痺れろ!と魔法を使った。

 風魔法でも良かったと思うけど、もし女の子に当たったらとか考えた末に咄嗟に出た魔法である。

 変質者にスタンガンって構図が成り立ってる私なのでこうなったとも言える。


 ードン…ドシン…


 そして、膝から崩れ落ち、うつ伏せに倒れた魔物を倒す為に私は木の上から飛び降りるのだった。



 …ふぅ。

 いい仕事したぜ!


 私は気絶してるのか痺れて動けないのか定かではない魔物のそばへと行き、近距離で風魔法を使った。

 首と胴が綺麗に分かれたところでイベントリにイン!

 これで良し!


 そう思ってから後ろで倒れている女の子の方を向くとそこには…


 絶世の美少女がいた!!!!


 薄桃色の髪の毛はいわゆる前下がりボブ!少し吊り目がちな大きな瞳はミルクチョコレートの様な茶色をしていてとても可愛い!!

 筋は通ってるけれどちょこんとした小ぶりの鼻にぷっくりとしたさくらんぼのような唇。

 陶器の様な真っ白な肌…あぁ、神様!なんて可愛い女の子を作り上げてしまったのか!

 罪作りな神様だ!!最高です!!


 その子は驚きに目を見開き、私をみている。

 そしてゆっくりと体を起こし、小さな声で「いたっ…」と喋った。


 キィヤァアアアアア‼︎シャベッタァアアア‼︎

 私の脳内はお祭り騒ぎである。落ち着け私。このままだと私も変質者だ。

 いや、まあ、魔物も変質者だったわけじゃないけども。


 私は暫しの間放心していたけれど、その鈴を転がすような可愛い声に気を取り直し、その子のそばへと駆け寄った。


「だ、大丈夫?!怪我…してる?」


「いっ…たいですが、かすり傷…です…」


 声も顔も可愛すぎるその子はかすり傷だと言うけど、かすり傷も沢山あれば重症である。

 あの転がり様だと、もしかしたら折れてたりヒビ入ってたりする可能性もあるのだ。心配。


 私は少し考えた後、この子に対して回復魔法が使えるか試してみた。

 ゴブリンキングの時には使えなかったけれど、今の私のレベルは38。

 もしかしたら使えるかもしれない。


 お願いします魔法様!と願いつつ回復してみると…女の子の全身が淡く光り、その後、頬や腕にあった無数の傷跡が綺麗さっぱり無くなっていたのだった。


 女の子は私の回復魔法に驚いたらしく、可愛い目をまん丸にして驚いていた。とても愛らしい。

 そして私は光り輝く美少女…眼福です…なんて考えていた。


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