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【興行】初代タッグ王座決定戦

12月17日 博多サンレーン大会


6人タッグマッチ30分1本勝負

海原まりん&三宅美鈴&セラフィム・ケイ vs MACHIKO&華山涼子&川部雪江


 海原とケイ、二人のアイドルレスラーを擁する赤コーナー側は明るく華やかな入場シーン。一方青コーナー側のビューティ・コネクション組は静かに入場し、対比を見せる。しかしそのビューティ・コネクションはリングコールが終わらぬうちに赤コーナー組を急襲、いきなりの場外戦へともつれこむ。

 リング上に戻ってからも、MACHIKOが海原を、川部がケイを捕まえてのダブルコブラツイストを決めるなど、ビューティ・コネクションが優勢。だが声援に後押しを得た赤コーナー組が徐々に挽回、最後は三宅のランニングエルボースマッシュが華山の顎を捕らえて決着。

 

○三宅美鈴 (11分25秒、ランニングエルボースマッシュ→片エビ固め) 華山涼子×




タッグマッチ20分1本勝負

リリィ・リベラ&オリビア vs アヤメ&七瀬雅


 相手の動きをコントロールすることに長けたメキシコからの留学生リリィが、アヤメと七瀬を手玉に取る。しかしオリビアをアヤメが攻め込むと、七瀬がうまくこれをフォローしてリリィに手出しをさせない時間を作る。それでも最後はやはりリリィ、アヤメが担ぎ上げてこようとしたところを上手くリリィ・ラナで切り替えして3カウント。

 

○リリィ・リベラ (8分43秒、リリィ・ラナ) アヤメ×




タッグマッチ 30分1本勝負

ヴァイス高峯&レイナ・シエロ vs 望月登子&久保渚


 グラウンドを中心に優位に立つビューティ・コネクション組だが、久保がパワーを見せつけて俵返し、水車落としなどで放り投げる展開で流れを一方的にはやらせない。望月の蹴りもシエロに綺麗に決まるが、残念ながら3カウントには至らなかった。最後は久保がタックルを仕掛けようとした所、セコンドのMACHIKOがパウダー攻撃を久保にしかけ、その隙にシエロが丸め込んで試合終了。

 

○レイナ・シエロ (12分8秒、スクールボーイ) 久保渚×




タッグマッチ30分1本勝負

氷室いずみ&リリス渡部 vs 豊嶋奈美&前田麗子


 渡部が攻め込まれるが、よく耐えて氷室と交代。氷室が蹴りを主軸にファニーウィングスを蹴散らしていく。ところが10分過ぎ、ビューティ・コネクションが乱入して椅子や機材入れの箱などで氷室を滅多打ち。収拾がつかなくなりレフリーが試合をとめた。高峯がマイクを握る。


『ふふ、豊嶋さん、危ないところでしたわね。わたくしたちが駆けつけなければ負けていましてよ。これからもこうやってフォローしてさしあげますので、ぜひビューティ・コネクションに加入いたしません? 歓迎しますわよ』


 これには豊嶋も怒りを隠さなかった。


『はっきり言わないと分からないようね。 あなたたち、邪魔だし目障りなのよ? 私はビューティ・コネクションに入るつもりはない。それははっきりさせてもらうわ』

『今は嫌がっているようですが、そのうち分かりますわよ、わたくしたちの良さが』

『ごめんこうむるわね』

 きっぱりと拒絶された高峯だが、余裕綽々で引き上げていくのだった。

 

氷室いずみ (ノーコンテスト) 豊嶋奈美





メインイベント 初代シャングリラ無差別級タッグ王座決定戦 60分1本勝負

ミシェル・インフェルノ&レーナ・グリフィス vs 松井香織&芹沢すずな


 松井と芹沢の『ダブルドラゴン』は早いタッチワークと連携攻撃を主体とした試合運び、一方『セイクリッド・ファイア』はレーナが攻撃を受けミシェルが攻めるという役割分担でそれぞれ得意な形に持っていこうと激戦を繰り広げる。

 捕まっていたレーナも、ダブルドラゴンの合体ブレンバスターを一人で投げ返すパワーを見せると、パワーを活かしたラリアット、ショルダータックルなどで形勢を逆転させる。そしてミシェルと交代してのサンドイッチラリアットで芹沢をダウンさせ、ミシェルのムーンサルトプレスでフォール。これは松井のカットが間に合った。

 ダメージの少ないミシェルが松井に対して攻勢を開始。ローズスティンガー(ランニングエルボー)、垂直落下式ブレンバスターと得意技を連発。しかし松井、流れを変える得意の旋風脚からアッパー掌底でミシェルの動きを止め、そこに芹沢のスワンダイブ式ニーアタックが炸裂。ふらつくミシェルに芹沢がスクリューハイキックを叩き込み、すかさずフォール。一進一退の試合の決着をつけた。


 フラフラながら立ち上がった松井がマイクをとる。

『これが、これがダブルドラゴンだー!』


 会場からは大きな拍手が巻き起こる。


『タッグベルトが、収まるべきところに収まった! 遠慮はいらない、我こそはと思うタッグチームはいつでも挑んでくるといい! そしてもうひとつ、勝ったら言おうと思っていたことがある。入ってきな!』


 松井の声と共に、望月登子、オリビア、久保渚が姿を現す。


『何事かと思う? ふっ、これより、私たちは『強いシャングリラ』を作り上げるためのユニットを設立する! その名も、チーム・ドラゴネットだ!』


 おおお、と会場に驚きの声が満ちる。と、そこに。


「ちょっとまったー!」

 

 リングサイドにいた新人、坂本ジュリアが声を上げる。


『坂本じゃないか。どうした? 異議でもあるのか?』

『そうじゃないです。そのドラゴネット、私も入れてください! お願いします!』


 大きな声で宣言し、深々と頭を下げる坂本。


『へえ、面白い。いいだろう、その代わり厳しく行くよ!』

『はい!』

『ではあらためて。この6人が、チーム・ドラゴネットだ! 強さの象徴はもちろんベルト! ベルト全制覇目指していくんで、応援よろしく!』


 改めて大きな拍手。かくてこの日シャングリラに二つ目のユニット、チーム・ドラゴネットが発足したのだった。


○芹沢すずな (25分45秒、スクリューハイキック→片エビ固め) ミシェル・インフェルノ×

※「ダブルドラゴン」がシャングリラ無差別級タッグ初代王者に


キャラクター名鑑 vol.18

リングネーム:芹沢すずな 本名:芹沢すずな 身長:158センチ 階級:中量級

出身:福岡県 スポーツ暦:テコンドー

得意技:スクリューハイキック、レッドドラゴンドライバー

概要:テコンドーの経験を活かしてプロレス団体に殴りこんだ経験を持つ好戦派(そのときの対戦相手が松井香織)。普段の言動はおっとりしており、たれ目気味で穏やかな表情とあいまって優しそうに見えるが血の気は多い。松井香織とタッグチーム『ダブルドラゴン』を結成している。シャングリラ無差別級タッグ初代王者。

野球のルールはいまいち分かってないが、ホークスの応援をするのが好き。

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