Ep66 遠い遠い昔話
おまたせしました第4章開幕となります
今回はプロローグということで短い+主人公たちの関係ないところとなっています
本編は、次回以降始まります
ドワーフ王国
元々は良質な鉱石が産出される山々の一角に作られた、ドワーフ達の集落が始まりだったと言われている
人口が増え、集落を運営するのにリーダーが必要となるのは必然であったと言えるだろう
しかし、リーダーを選ぼうとすればそこは気位の職人達、争いになることは必死だった
実際、その当時は裏に表にでリーダーの座をめぐり様々な争いが起きた
それは時を重ねるにつれ悪化の一途を辿っていった
ついに、集落が崩壊するかと危ぶまれたとき天から光が降り注いだ
そこから一人の神が降りてきたとされる
ドワーフ王国に伝わる建国物語の一節にこう表されている
『ついに我らドワーフ達が滅ぶと思われたその時に
天が割れ、空より神が降臨せり
神はその手に金に輝く冠を持ち
地上へと降り立った
冠は自ら主となるべきものを見定め、真の王の頭上にて輝いた
(ドワーフ王国建国記 第一章第12話 真の王より抜粋)』
未だに多くの国民たちに愛される、初代国王ジエ=ベッケルニが王となった物語である
「馬鹿な、ついにこの国はここまで来たのか」
「……様、申し訳ありません、国王陛下よりのご命令なのです」
「ふざけるなっ! このままでは、本当にこの国は滅びるぞ」
ガチャン
大きな音を立て、重厚な作りの牢が閉じられる
そこにいるのは、二人のドワーフ
一人は、頑強な鎧を着ており
もう一人は軽装なれど、全身から気品のあふれる格好をしている
鍵がしっかりと掛かっていることを確認した鎧の方は、そのまま元来た道を戻っていった
「くそっ、こんなことになるならば……申し訳ない、約束は守れそうにない」
もう一人は、そう呟くと力なく崩れていくのであった
読んでいただきありがとうございます
早速次回を執筆していきますので、もう少しお待ちください
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