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PKになった俺は孤立するしかなかった  作者: 北神悠
第三章 赤き老兵と豚の将軍
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Ep49.5 朝目が覚めるとエルフはドワーフと家族を作ってた

 ミュリーナ草で薬を作った次の日、オレはふと目が覚めた

 久しぶりのベットは気持ちよかったが、相変わらず眠りが浅い


 髪をかきあげながら、こめかみを揉む

 まだ開ききってない目を無理やり開き、部屋の外へ

 ひんやりとする朝の空気にトイレに行きたくなった


 廊下を歩く途中、ドアが半開きの部屋

 ここは確か


 興味本位で覗いた部屋の中には、家族があった

 母親の手を握ってベットで丸くなってるシエータ

 娘と妻を包み込むように抱えて眠るガーラント

 それを優しく慈しむように見つめる母親


「あら、お客さんかしら」


 目があった

 顔は青白いが、目には暖かい光をたたえていた


「私はメララ、この人の妻で、このの母親よ」


 ゆっくりと、よく通る声で彼女は話す 


「ヒロだ、まだ病み上がりなんだから寝てた方がいいぞ」


「あらー、心配してくれるのね。ヒロ君は、優しい子ね」


 うふふ、とメララが笑う


「子供扱いすんな、オレに構う暇があるなら自分の為に使え」


「怒っちゃったかしら、けほっけほっ、あらやだ」


 困ったように彼女は笑う


 ガーラント達にも毛布を分けていたので、彼女は充分に布団を被っていなかったようだ

 ここら辺の朝はまだ肌寒い

 昨日まで重病人だったやつにとっては毒にしかならない



 仕方ないと頭を掻き、足早に部屋に戻って布団を引きずってくる


 そんなオレの姿を見て、優しく微笑む


「余計なことはいう必要ない、どうせこれもお前の家のもんだ」


 そう言ってメララに掛けてやる


 なんか調子狂う


 こういう時は、なんか作って忘れることに限る



 去り際に、小さく

    「ありがとう」

       と背中に投げかけられる


 オレはそのまま部屋を出ていった



 あーくそっ、なんなんだよ


 さっきのことが頭から離れず、作業もはかどらない



 親父とお袋元気してるかな


 もう一ヶ月近くか


 ぼんやりと天井を見つめながら考える


 今のところ、まったく解決策も見いだせない



 考えても仕方ないので、相変わらずパンツ丸出しのリーフの布団を半分はぎ取り、ふて寝を決め込むことにしたヒロ

 ほんとに調子狂うぜ

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