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PKになった俺は孤立するしかなかった  作者: 北神悠
第一章 白い珍獣と悪魔の樹
21/113

Ep20 穴に落ちて、昆布回避して、すっからかんになった話

 さて、気を取り直して製作に戻ろう


 集中しすぎないように気を付けないとな


 一応対策はした







 …………ばしばしばしばし


「うっはぁ、いてっ、いた、おいカバ太やめろって」


「うー」


「おいおい、安全な道具用意してただろ」


「うーうー」


「なんだよ、その不満な、って」


 その時自分がずぶ濡れってことに気が付いた


「もしかして、試したのか?」


「うー」


 コクリと頷くカバ太


 つか、まじかよ


「本当か、水まで使ったってことは、目隠しも?」


「うー」


「落とし穴も?」


「うー」


「ハリセンも?」


「うー」


 うん、こりゃやばいな


 というか、目隠しされて、落とし穴に落ちて、さらに水攻め食らって、這い上がってきたところをハリセンで叩き落とされても気づかなかったて言うのか


 いやいや、このスキル恐ろしいな


 本当に一定以上のダメージがないと気が付かないみたいだな


 くそ、なんかいい方法はないのか


 と思ってスキル漁ってみたらあったよ



 無気力(必要スキルポイント3)

 <何に対してもやる気がわかなくなる>



 マルチタスク(必要スキルポイント20)

 <複数の作業を同時に処理にできるようになる>



 アラーム(必要スキルポイント4)

 <任意の時間になるとアラームを発動させることができるようになる>



 昆布(必要スキルポイント-10)

 <海藻>



 マルチタスクが最も有能な感じはするが、必要スキルポイントが多すぎる

 いくつかの所持スキルがLv20になりそうな現状で、あまり大きくスキルポイントは使えない

 ジョブレベルも高くなってきているので、今までみたいに簡単にスキルポイントを稼げないだろう

 

 とりあえず、残ってるスキルポイントを消費してアラームを取得してみた

 マルチタスクが望めない今これしかないだろう


 無気力とか、常時発動だったら笑えない

 つか、こんなやつ取得する奴いるのか


 4ツ目の昆布はどこから突っ込んでいいのかわかんない

 まずスキルとしてどうなんだコレ

 しかも、マイナスって、スキルポイント10くれるってことだろうか

 そして説明、全く意味がわからん

 

 結局最後のは見なかったことにした


 いろんな意味で怖すぎる

 オレはこんなところで勇者になる気はない


 名前:ヒロ

 種族:人間


 1J:墓荒らしLv3

 2J:生産狂人Lv4

 3J:鬼薬師きやくしLv2


 スキル:採取Lv14、生産初級Lv4、斧術ふじゅつLv20※、石工Lv8、鑑定Lv15、解体Lv14、調合Lv12、製薬Lv12、識別Lv8、木師Lv8、切断改Lv1、研磨改Lv1、接着Lv15、分離LvMAX、細工Lv17、肉体強化Lv14、計測Lv11、穿孔Lv8、光球Lv3、砲術Lv5、拠点把握LvMAX、ダウジングLv1、超集中LvMAX、アラームLv1(NEW)


 EXスキル:メディーナ式薬学


 スキルポイント:1






 さっそく、10分後にアラームをセットして作業に没頭してみた



 結果、想定以上に役に立つスキルだった

 感覚としては、いわゆる目覚ましではなく、体に一瞬ビクッと電流が流れる感じだ

 おかげで、作業に没頭している状態から、強制的に普通の状態に戻ってくることができた


 決められた時間までは集中状態をどうしようもできない問題は残ったが、そこはカバ太もいるし、ビックビギナートレントで大きな作業場を作れば問題ないだろう




 よし、これで安心して作業にのめり込める

 まだまだレッサーデビルトレント材は残ってるからな

 アラームは2日後にセットしておこう


 カバ太はなんだかんだうるさいので、そこら辺で拾った石に模様を入れて四方にブン投げた


 これは冒険者の基本だ

 モノを探すことは冒険するうえで必要な知識が全て必要だとテキトーに言ったら目をキラキラさせて出て行った

 4つ投げるように見せて、1つは投げずにポッケに隠しているので当分戻ってこないだろう

 

 あとは作業場を作るだけだ

 レベルが上がったおかげで、10畳位ある作業場(ビックビギナートレント製)がさくっと建てられた

 目標は品質10だ











 よしっ

 なかなかなのができたぜ



 レッサーデビルトレントの剣改(武器)

 切れ味:3.8 破壊力:29.5 耐久:2350

 品質:10 レア度:6 頑強補正+3 自己修復+1

 レッサーデビルトレント性能を極限まで引き出した剣

 特殊な加工がされているため、とても頑丈

 素材の生命力が強いため、持ち主の魔力に応じてほんのわずかだが自己修復する



 最初に出きたやつと比較する



 レッサーデビルトレントの剣(武器)

 切れ味:1.2 破壊力:11.3 耐久:43

 品質:1 レア度:5

 説明はむかつくので省略


 

 ちなみに今使ってる斧は



 ビッグビギナートレントの斧(武器)

 切れ味:1.9 破壊力:15.5 耐久力:380

 品質:3 レア度:8

 ビッグビギナートレントで作った高品質の斧、まきにするには燃えにくい



 正直やりすぎたと思う

 さすが臼砲を越える破壊力になるとは思わなかったがレア度6にふさわしい逸品だろう

 何より、高い耐久度にわずかだが自己修復まである

 これならあいつも文句は出ないはずだ

 約束すっぽかしちまったからな


 しかし、結局これを完成させるために3日かかっちまった

 アラームがなかったら餓死してただろう

 ほとんど寝てないから、眠くて死にそうだ


 ちなみにカバ太は、なんと3つ目まで石を見つけたらしいが、最後の1つが見つからず半ベソかきながら帰ってきた

 もちろん優しく慰めてやり、今はオレの横でぐっすり眠っている

 まぁ、最後の1つは見つかるわけないんだけど


 後でバレると何されるかわからないので、カバ太が寝た後外に放り投げといた

 これで問題はない



 いや

 問題は1個あった

 作業に夢中になりすぎて、レッサーデビルトレントを全て剣の素材にしちまった


 結局手元には、もの凄い高性能な剣が残って終わった

 ほかの失敗作も、いろいろと実験やら、新しく作る剣の材料にしてしまったので、まともな大きさのものなんて残っていない

 オレの装備強化は次回に持ち越しか


「まぁ、いっか」


 もうどうでも良くなったオレは、意識を手放し最高の枕にダイブした










「はぁ。はぁ、もう、もう動けないでし……っ、なんなんでしっ、この力強い、それでいてあったかい反応は」

  

 名前:ヒロ

 種族:人間


 1J:墓荒らしLv3

 2J:生産狂人Lv6

 3J:鬼薬師きやくしLv2


 スキル:採取Lv14、生産初級Lv4、斧術ふじゅつLv20※、石工Lv8、鑑定Lv15、解体Lv14、調合Lv12、製薬Lv12、識別Lv8、木師Lv18、切断改Lv9、研磨改Lv11、接着Lv15、分離LvMAX、細工Lv20※、肉体強化Lv16、計測Lv15、穿孔Lv10、光球Lv8、砲術Lv5、ダウジングLv1、超集中LvMAX、アラームLv3(NEW)


 EXスキル:メディーナ式薬学


 スキルポイント:5


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