↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/55

忘れられない女|妻子を捨てても会いたい理由

 一年前。俺は街で偶然すれ違った美女に目を奪われた。


 彼女とはそれ以前に会ったことはない。全く知らない相手に、俺の人生は一瞬で狂わされてしまった。


 俺には妻子がいるのだから、彼女への想いは忘れなければならない。


 しかしどんなに自分に言い聞かせても、彼女のことが頭から離れなかった。


 たまたま一度会っただけの名前も知らない女を見つけ出すなんて不可能だ。


 それでも理屈では止められない感情が俺を突き動かす。


 とうとう俺は妻と離婚し、子どもとも縁を切る覚悟で、彼女を探すことにした。


 それは明らかに過ちで、余計に自分を不幸にする愚かな行為。それが分かっていても、俺は必ず彼女を探し出すと決めた。


 この胸に燃える想いを遂げるために。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 解説■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━




 語り手は一年前に会った忘れられない女性を探すことにした。


 けれど、それが『余計に自分を不幸にする愚かな行為』だと言っている。


 『余計』ということは、すでに語り手は不幸なのだ。その不幸の原因は女性に『目を奪われた』こと。


 語り手は見知らぬ相手に、通り魔的に目を奪われた。それによって視力を失い、一瞬で人生を狂わされた。


 その恨みを忘れられない語り手は、迷惑をかけないように妻子と縁を切って、女性に復讐しようとしている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。