(5) 練習
僕は、会話型授業やグループ発表が苦手だ。
なぜなら喋らないといけないからだ。声を発したくない現在、うまく避けられないかと思う。
もう少しで2時間目が終わる。
(3時間目は出たくないなぁ…)
「保健室に行きたい」とボソッと言った。
「大丈夫?体調悪い?」
「へ?」声がした方に目を向けると、、
隣の席の◯◯君だった。
「体調悪いなら保健室行った方がいいよ」と優しく言ってくれる。
掠れた声で「うん、ありがとう」って言った。
2時間目が終わり、◯◯君がクラスの保健委員の子に話しかけて、連れてってくれた。
・・・
「今日はほんとに体調悪いから来たのか、次の授業が嫌だから来たかどっち?」
保健の先生が疑ってる。
喋りたくないから小さいホワイトボードに書く。
「「次がグループ授業で、喋りたくなかったので来ました。」」
「そう、今日はいいけど次からは仮病を使わずに出てね」
コクって頷く。
・・・・・
今日はスクールカウンセラーとの話し合いの日。
放課後カウンセラー室に向かった。
((コンコンコン、失礼します))
「こんにちは」
コクって頷く。
ここ1ヶ月は言葉を声に出す練習をしている。吃音などの発音練習の資料を使って音読をする。
「朝、窓を開けると、さやわかな………さわやかな風が部屋に入ってきました。…………空には白い雲がゆっくりと、流れ、鳥の鳴き声が聞こえてきます、、聞こえます。
新しい一日が始まることを、感じながら、ゆっくりと…………朝食を食べました。
家を出ると、公園では、子どもたちが、元気に遊び、道ばたには色 とりどりの花が咲き、季節の変化を感じます。今日も焦らず、自分のペースで一歩ずつ進みます。」
たったの1ページをやって終了。
読み終わると疲れがきて、ソファにぐっったりと寄りかかる。
「少し休んでから帰りなね」
「はい」
先生の感想とかはやめてほしいって初めの時に言ってあるから安心する。
よく言い間違いをする。「さわやかな」とか言いにくい。基本言い直さないけど、練習だから言い直した。
(ほんとに一拍入れないと、言葉がぐちゃぐちゃになるから大変)
喋ることに疲れるからずっと黙っていたいけど、高校生だからそうはいかないよね。通信とか大学生だったら喋らない場面が増えるんだろうけど。
「僕、普通科にいるし」ボソっと言う。
8分くらい休んで僕は学校を出た。
4数少ない何か
5抜ける/スッキリ
(↑気にしないで↑)
健康でいようかな…と思った。循環もしてるし、、色んな人たちと対等な関係で、
目立たないから僕。 それだけ




