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反転世界の正解〜この世界の真実〜  作者: Innovate


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第二十五転調「悪魔の音色」

バリスの暴走は刻一刻と加速していた。

バリスに何があったのかは私でさえ知らない。

しかし、この男達は言った。

彼は眠り姫と戦っていると、

そして、こうも言った。

彼も始末すると......


「ふざけるなよ?私が弱くなる?そんな訳ない.....!!そんな訳ない!!」

間違いなくこの男は弱体化している。

それに私自身の音も半音階分上げてあるのだ。

つまり今だけは私はこの男より強くなっているのだ


「貴方はバリスを殺そうとした。

貴方達は知らないでしょうね、バリスはバリスだと言うことを」

すると、後ろの方で様子を見ていた団長であろう、大柄の男がバリス目掛けて聖なる光を纏った剣を振りかざした。

「残念だが、この俺が殺すんじゃない、団長が殺すんだ...って、どこに行きやがった!?」


「バリス、君を守るのは私一人なんて無茶言わないで欲しいな......」

バリスを守りつつ、私の力を最大限に引き出すにはこの方法しかなかった。

「お前が...お前さえいなければ!!アーサー......アーサーはッ!!!!」

バリス、無責任な事だけど、一度だけでいい。これだけは言わして.......

「大丈夫だよ、私が側にいるよ.......」 


私はあえて、バリスを抑え込まなかった。

「そんな子供同士の戯れ言で化け物を説得出来る訳ないだろ?」

この人達は何も分かってない。

「違いますよ、これは寄り添ってるだけですよ」


「ならば、二人まとめて灰と化せ......」

団長を名乗る男の大いなる一撃が私達を襲った。

「あとは眠り姫の駆除だ。ここからが本当の戦いになる......」


「待て待て、僕達を始末したって?

流石に、話が早い気がするよ??」

悪魔の音色によって、相手の力も吸収していたが、流石に威力が下がらない程強いなんて聞いてない!

けど、何故か生きている.......生きているということは...もしかして、

「まさか、あの一撃を喰らって尚、無傷だというのか?...やはりここで始末せねばならん」

良かった...戻って来たんだね、バリス君。

「おかえり」


しかし無傷で済んでいるのは不自然だ。

いくらバリス君といえど、この威力を無傷には出来ない。

一体何が起きたんだ?

そう考えていたが、すぐにその理由を見つけた。

私たちが無傷なのはバリス君の頭の上から、私たちを囲むように見えない防御壁が生成された事だろう。

眩し過ぎるほどの光の中に何かがいる。

「蜥蜴.......?」

音が見える私だから気がついたがバリス君は気がついているのか?


「手っ取り早く、終わらしたいな、眠り姫を放置するわけにはいかないし......あっ!そうだ!!」

バリスの反応に、タトゥーの男も先程の一撃を繰り出した団長でさえ構えをとった。


「半年って言ってたよな!!

もう任務終わった頃だろぉ!!!

助けて欲しいんだけど!!!カイザー!!」

その名を聞いた団長の名を冠する男は何か疑問を抱いたようだった。

「カイザー.......まさかだとは思うが、覇道帝 カイザーではないだろうな?」


すると頭上から見覚えのある顔の男が降って来た。

「おぉ!!バリスか!!久しいな!!

ヴェルトン!調子はどうだ??

良い男になって来たな!」

やはり、困った時はこの男だろう。

「カイザー、何故貴様がここにいるのだ?!」

カイザー自身は脳筋である。

よって、結論は一つである。

「え?バリスに呼ばれたから来たんだが?」


そんな脳筋男でさえ、察してしまったのだ。

化け物の気配を.......

「眠り姫か?お前......でも眠り姫じゃないよな?別人だろ?お前誰だ?」

カイザーの一言で戦況は一変した。

「眠り姫ではないのか??」

驚きが隠せない副団長、

「私とした事が.......」

その過ちを悔恨する団長

「眠り姫は、二人いるのか?」

混乱するヴェル、

そして、

「キミは眠り姫じゃないのか?」

そのナニカに問いかけるバリス。


「あぁ、バレたか〜、

なら、滅ぼすしかないな。

全ては、あのお方の願う世界の為に......」


そしてそのナニカはとてつもない程の力を一つに貯め始めた。

しかし、その貯める速度は異常な程速かった。

これは間に合わない.....そう誰もが思った。

「やめて.......やめて、もうやめて.......!」

何処からか声がした。

この声を知っている者は今、この世界でもたった一人だけだった。

「眠り姫......いや、キミはスリープなのか?」

バリスのみが知っている声だった。

「引っ込んでろッ!!バリス君は何も見ていないからね?」

私から見てバリスは何かを掴んだ様な目をしている様に見えた。

「やはりか、あの影は眠り姫の影じゃなかったんだ......アーサーを殺したのはお前の方だな?」

すると、眠り姫と思われる少女が姿を現した。

「隠蔽工作も限界か.......やはりあのお方にとってお前の存在は邪魔でしかないのだ......製作者よ」

何故バリスの創力を知っている?!

「ヴェル、ピックと一緒に逃げれる?」

バリスは突如として私たちを逃がそうとした。

「一体どうして......??キミと共に戦うよ!」

しかし、彼の目を見て言い返す言葉を無くした。

バリスの目は本気だった。

「そこまでいうなら、必ず生きて帰って来てね、バリス」

そして、私はピックを連れてその場を去った。


ーー「バリス、アイツどうしちまったんだ?なんか、ドス黒い覇気をダダ漏らしてるんだが??」

カイザーはまた変なことを言っているがそんな事は後でもいい。

「カイザー、頼みがある......」

僕はカイザーな至ってシンプルだが、一つだけお願いをした。

「バリス、お前正気か?流石にあの化け物相手にそれが通じる保証はないんだぞ?

元に戻れるか分からない中で、戻れなかったらどうする?!」

やはりそう言うと思ったけど、

「カイザー、キミを信用してるから言っているんだよ......それにきっとカイザーなら止めてくれると信じてるよ」


眠り姫の影がこちらを睨みつけて来ている。


僕は彼に、僕じゃない僕を託した。

「お前のせいだ......絶望の根源。

お前に希望などない。お前は俺に殺される」


ーーさぁ、この夢も終わりにしようか........

第二十五転調をここまで読んでくださってありがとうございます!!


「何が起きているんだ?!」


「この謎が気になる!」


「続きが気になる!」

と思って頂けたらブックマーク!!

もしよろしければ、評価ボタンお願いします!!

正直な感想もお待ちしております!


つまらないと感じたら⭐︎1つ

続きが読みたいと思って頂けたら⭐︎5つ

参考になりますので!是非お願いします!


Xでも《Innovate》として活動しております!

この謎が解けるかもしれないと思った方は是非Xで

【 #反転世界の考察 】でポストしてくださったら嬉しく思います!


では、次の転調で会いましょう!!!


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