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生まれ持った"超能力"で恋のキューピッド!  作者: アオ


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#4 会話の糸口(視点:美月ver)

皆さん、こんにちは!アオです!

「生まれ持った"超能力"で恋のキューピッド!」をどうぞ!

きっかけは本当に些細な事だった。とある移動教室で物を落として

しまったときに彼、桐谷君が拾ってくれた。

さらには放課後、友達からもらった大事なキーホルダーを落として

しまったときにも桐谷君が一緒に探してくれた。

それは誰にでも見せる桐谷君の優しさかもしれない。

でもそんな優しさに私は一瞬で恋に落ちてしまった。


自分でも分かってる。こんな些細な事で人を好きになってしまうのは

いくら何でも簡単すぎると……でも好きになったからには止められない。

数か月前は付き合っていた彼氏に男子との距離の近さを指摘されて

別れてしまった。最初こそ未練がたくさんあった私は夜通し泣いていた。

正直、この恋愛を超える恋愛はこの先の人生にないとまでも思っていた。


しかし人という生き物は結構単純で、こうもあっさりと人を

好きになってしまうものなのかもしれない。

今では元カレに何の未練もない。ただの他人だ。

そんなことよりも今の恋愛に精一杯になった方が将来の自分は

絶対に幸せになる。そう信じて私は突き進んでいく……


とは言ったものの、千景にアドバイスされた連絡先の交換か~。

女子友達とは結構ノリとかもあってよく交換はしていたものの

男子とは別に連絡を取り合う仲の人はいなかった。

初めて男子と連絡先を交換したのが好きな人……

それはそれでちょっとあこがれるかもしれない。


それに千景が言っていた通り、係の仕事を口実にしてしまえ

怪しまれない。そりゃあ桐谷君が私のことを気になっているとか好きとか

そう現実味を帯びないことを想っているわけではない。

この年齢だからこその何というかどうしても恋愛にもっていって

しまうというか……私が考えすぎているだけなのか。


でもいつその話を出そう。係の仕事の時?でも校内はスマホ禁止だし。

かと言って放課後じゃあ友達と話しているのを邪魔しちゃうのも悪いし。

あ~どうしたらいいの~。

そう迷っているうちに時間は過ぎて行き、理科の授業が終了する。

「え~じゃあこれで授業を終わります。放課後に係の人は

 職員室に来てください。資料などを配ってほしくてね。

 帰る時間が遅くなるのは悪いけどよろしくね」


先生のその言葉に私は思わず心の中でガッツポーズをする。

私たちの係である理科係が二人で呼ばれてそれも放課後。

これなら一緒に帰ってるときにさりげなくとかいけるかも!

……でも緊張して変なこと言っちゃいそう、大丈夫かな私。

そんなこんなで放課後の心配ばかりしていた私はその後の授業の内容は

全く頭に入ってこなかった。あ~、大丈夫かな~。


「じゃあ行くか、職員室」

私が声をかける前に桐谷君が声をかけてくれて少しびっくりする。

それと同時にドキドキもする。やばい、顔赤くなってるかも。

「う、うん行こ!」

やっぱり好きな人だからか別に普通の男子と話すときは何もないのに

こうやって桐谷君と会話すると恥ずかしくてドキドキしてしまう。

何だろう、別に普通のはずなのに~。


「授業で言われてきました、理科係です」

「二人ともありがとね~、じゃあ早速だけどここにある資料集を

 教室にもっていって悪いけど全員の机の上に一冊ずつ

 置いていってもらえるかな。そしたら帰っていいから」

「わかりました、持っていきますね」

私は思わずその量にひるんでしまった。学級一つ分あるのか……


頑張って持っていくか。そう思って私は置いてある資料集の半分を手にかける。

「重いでしょ。いいよ、俺が多めに持っていくよ」

「えっ……あ、ありがとう」

手にかけた資料集を桐谷君に渡そうとすると手が触れる。驚きのあまり

「きゃっ!?」

手に持っていた資料集が地面に落ちる。

「大丈夫、怪我はない?」

「あ、うん……ご、ごめん」


なんでいつもならこんなへましないのに……その後、手分けして

地面に落ちた資料集を拾って教室まで運ぶ。

「ごめんね……重くなかった?」

「大丈夫だよ。これでも体は鍛えてる方だから」

そう言ってニコリと笑うその笑顔に思わずドキッとする。


好きな人だからかっこいいのか、かっこいいから好きなのか

分からない。でもこの時間が私は最高だ。

「こっ、これでも私も陸上部だけど!」

何か話題を出そうとして私は思わずそんなことを口にする。

すると桐谷君は笑って

「フフッ、知ってるよ。二年の時に見てたから」


"見てた"たったその一言でうれしくなる。私が桐谷君を知る前から

桐谷君は私のことを見ていてくれたんだ。

「帰るときに偶然、めちゃくちゃ早くてすごいなって思った」

「に、二年の時から知ってたなんて」

実際にその言葉を出して私はうれしさを実感する。


「俺は帰宅部でさ部活で何も成し遂げたことないから、羨ましい」

「そっ、そんなことないよ!さっき体鍛えているって言ってたけど

 それも立派な成し遂げたことだよ。確かに部活じゃないかもしれないけど

 それでも継続しないとその体は手に入らないからそれもすごいことだよ!」

言い切って気づいた、めちゃくちゃ恥ずかしい。やばい顔赤いよね。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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