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40歳だが気付いたら異世界転生してアデール・トゥルーマン将軍になった件  作者: アフリカ霊長類進化研究所 ンゴ・イクァンノカ職員
22/25

アデール将軍、村の過ぎ去りし記憶に触れる

前を向いて生きる者

過去とも向き合い時代は進む

「どうしたのツバキ?」


凄まじい咀嚼音の前に絶望した椿だが、止む終えず緊急避難する事に

「いやちょっと用足しに行ってくる・・・」


最後の力を振り絞って席を立つ、そそくさとこの場から立ち去った


「なんだか俺の魂まで食われそうだわ、あの野郎凄まじい音立てやがって!」


しかしこの救貧院に来たばかり、トイレの場所は分からずサラちゃんの元へ

「そこにいたのかサラちゃーーーん!エへッ相変わらず可愛いなあグフフッ」



「、こんな時間までお手伝いなんて偉いなあ頭なでなで~」

サラの手を握りしめ、にやけた笑顔を見せる

「地球じゃあこんあ事出来ないからなあ!フヒヒッ」


「もうご飯食べたの?早いねお兄ちゃん」

「聞いてよおお!ヨーコンって言う山姥やまんばみたいな奴と食堂で!」


「ヤマ・・ンバ?なにそれ、ヨーコンさんが食堂に来るなんて珍しいけど」


「山姥は俺の地球に伝わる妖怪だよ、人を食う鬼女とも呼ばれてる」


「怖そうな話はいやだよ、ヨーコンさんは事情が他の人より違うから・・・」


「お兄ちゃんいつまで手を握ってるの?」

「あっごめんごめん(この感触一生忘れられない、最高だッ!!!!)」


「その人の親がねっ、昔アデール将軍と対立してた人なんだよ」


「えっとつまり反アデールの一派って事か?」


「そう今はケワダが代表になってるけど昔は違ったの」


ケワダ・テュ・モヤは兵士をそそのか人心掌握じんしんしょうあくのプロ

だが昔はヨーコンの父親が反アデールの先鋒を担い暗躍していたのだ


「けどよ何でヨーコンは救貧院にいるんだ?ケワダと合流するのが普通だろ」


「えっと簡単に言えばヨーコンさんの親はケワダに殺されたの」


「えええ!さらっと凄い事いったね、そんな過去があったのか・・・」

「無理に食堂に連れて来て悪い事しちゃったな俺」


「あくまで噂なんだけどね、その人が蓄えた財産武器が全てケワダに流れたの」


数年前に反アデールの派閥争いが激化した歴史を

サラは親から聞かされた真実を椿に語る


ヨーコン両親は表向き行方不明扱いだが、ケワダを支持する過激派に暗殺され

その遺体はケワダ本人が回収、残りの反アデール派も金で買収し掌握


倉庫と自宅には火炎瓶を投げ込まれ外壁には無数の弾痕が生々しく残る

だがケワダを恐れた住民はみな口を瞑んでいる現状、誰も語らない


姉のヘスミは拷問された後、生きたまま火炙りされ豚の餌になった


妹のヨーコンは庭にある家畜用の糞壺に隠れていた為無事

見かねたサラの父親モノ・イエノに保護され今に至る




「うーんちょっと、言葉が出ないな・・・」


「私も聞かされた時は凄く落ち込んだの、でもこれを語り継ぐって」


「サラちゃんの親父さん凄く懐が深いんだろうけどさ半端ないな」

「だってよケワダと因縁がある人間を助けるなんて、報復されそう」


「あくまで資金調達で狙われたから、大丈夫だって言ってたよ」


「そうかなら良いんだが、話してるとなーんか眠くなってきたな」


「顔が疲れてるねお兄ちゃん、空いてる部屋に案内するよ」


そう言ってサラが先導して歩き、二階へ行く


「今日はやけに階段を上ったり下ったり忙しいなー」


サラが指を差した先に目を向けると、そこは見覚えのある風景

「この部屋の隣からヨーコンを連れ出したんだよ!」


空き部屋はここしかなく替えはきかない

「これでいつでもヨーコンさんの隣にいてあげれるねお兄ちゃん」


「俺はそこまで看病しきれるか分からないけど・・・」

「何かあったら他の人も呼んで助け合う、これが救貧院のおきて!」


「・・・そんじゃ早速手伝うよサラちゃん!」


「まずは一緒に後片付けで、それが終わったらもう私一人で大丈夫」

それから椿はサラと共に片付けに入った


「なんだか楽しいな意外と、あんまり手伝いが苦痛に感じない」


「一緒にやれば何でも楽になるよ!」

無邪気な笑顔を見せる


「テーブル拭いてっと、よーしこれで汚れも落ちたな」


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