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「あらあら、朝から豪勢ね。クンクン精の付くモノばかり。昨日はねっとりと楽しめたのかしら?」
「ばっバカなこと言わにゃいにゃリーン。何もにゃいにゃ!」
リーンの不意打ちの言葉に何故か顔が暑くなる。
「あれ~、だってこれ精のつくモノばかりじゃない。これなら昨日の晩楽しんでもよかったわ」
た、楽しむって……。
「こらこらリーン。大人の楽しみ方はボクがミーちゃんに手取り足取り教えるんだから、抜け駆けはするなよ」
「あん、ダーリンったら」
ホイヤーさんはリーンの肩を抱きながらリーンの艶やかな唇にキスを落とす。
な、何だろう?
一晩で二人の雰囲気が落ち着いた雰囲気に変わった。
一体何があったのかな?
知りたいような知りたくないような。
「それよりリーン、道はわかったんだろうな?」
レモンが肉をかじりながら私の肩を抱く。
こうやって肩を抱かれるのってスキ。
レモン限定でだけど。
「「お代わり!」」
「あたいの方がコンマ一秒早かったわ」
「何を言う俺様の方が一センチ近かったぜ!」
またマイヤーとアイヤーが喧嘩を始めた。
「まだまだいっぱいあるから、喧嘩しないの」
「「お代わり!」」
食事時は戦争のような賑やかさだ。
子供ができるとこんな風なのかな?
ちょっと想像してみる。
『ミカン、いってくるぜ』
『あなた、きをつけてね』
行ってきますのチュッ……。
「……て、な~んてな~んて」
「おい、ミカン。どうしたんだ? 突然顔を赤くしたと思ったら、のの字を書いて」
は、レモンの言葉で我に返った。
う~、見られてた。
上目遣いにレモンの顔を見る。
にっこり笑って顔を近づけてくる。
「はむ……ん……」
唇が触れてレモンの舌がからみつく。
私はクラクラと全身の力が抜けて……。
ん? 口移しで何か……ピーマン?
「レモン」
「やっぱりダメか」
「栄養が……」
「「お代わり!」」
「……」
マイヤーとアイヤー凄い食欲。
あんなに作ったのにもう空っぽだ。
ただただ呆れてしまった。




