第48話 王国との友好条約と“筋肉外交”
世界に“守る魔王”として認められたヴァルナ。
その影響は、王国にもすぐに届いた。
魔王城の会議室では、
王国からの使者が緊張した面持ちで座っていた。
「魔王ヴァルナ様……
本日は、王国と魔王軍の“友好条約”について……」
「う、うん……よろしくお願いします……!」
(いや魔王が一番緊張してるな)
宝玉が光る。
「ひゃああああああああああ!!」
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## ◆ 王国の“筋肉外交団”がやってきた
会議室の扉が勢いよく開いた。
「失礼する!!
我ら王国“筋肉外交団”!!
魔王との友好を結びに参った!!」
「なんで筋肉なのぉぉぉ!!」
(いや王国はまだ筋肉路線を続けるのかよ)
外交団は全員、
**筋肉を強調した鎧**
**筋肉型の盾**
**筋肉の形の書類ケース**
を持っていた。
「筋肉は平和の象徴!!」
「筋肉は世界を繋ぐ!!」
「筋肉は裏切らない!!」
(いや条約の場で叫ぶ内容じゃないだろ)
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## ◆ バルゴ vs 王国筋肉外交団
バルゴが立ち上がった。
「ほう……筋肉の匂いがする……!」
「誰だ貴様!!」
「私は魔王の筋肉師範、バルゴ=マッスルロード!!」
「筋肉師範!?
魔王軍にも筋肉文化が!?」
「もちろんだ!!
魔王は筋肉で世界を救った!!」
「救ってないよぉぉぉ!!」
(いや誤解が世界規模で広がってるぞ)
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## ◆ 条約交渉が筋肉勝負に変わる
王国側が言った。
「魔王ヴァルナ様!
友好条約の締結にあたり……
“筋肉の儀式”を行いたい!!」
「筋肉の儀式って何ぃぃぃ!!」
「スクワット100回です!!」
「やだぁぁぁぁぁ!!」
(いや魔王にスクワットさせるな)
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## ◆ 猫が乱入して事態が悪化する
「にゃあ」
猫が会議室に入ってきた。
「ひっ……!」
宝玉が光る。
「ひゃああああああああああ!!」
王国筋肉外交団がざわつく。
「ま、まさか……
魔王の筋肉の源……“闇猫様”……!」
「違うのぉぉぉ!!
猫は関係ないのぉぉぉ!!」
(いや猫が一番影響力あるんだよな)
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## ◆ そして条約は“謎の方向”へ
王国側が書類を差し出した。
「魔王ヴァルナ様。
こちらが友好条約案です」
「どれどれ……?」
ヴァルナが震える手で読む。
【王国・魔王軍 友好条約案】
1. 王国と魔王軍は互いに攻撃しない
2. 魔王軍は王国に猫を派遣しない(恐怖のため)
3. 王国は魔王軍に筋肉トレーニングを提供する
4. 魔王は筋肉を鍛える義務を負う
5. 王国は魔王を“筋肉名誉大使”に任命する
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「なんでぇぇぇぇぇ!!
筋肉の項目多すぎるよぉぉぉ!!」
(いや条約の半分が筋肉関連ってどういうことだよ)
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## ◆ しかしヴァルナは——
「……でも……」
「……?」
「世界が平和になるなら……
筋肉でも……いいのかな……?」
「魔王様ぁぁぁ!!」
(いや覚悟の方向性が違う気がする)
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## ◆ こうして条約は締結された
王国と魔王軍は、
“筋肉と闇と猫”によって結ばれた
前代未聞の友好条約を結んだ。
「これで……世界は平和だ……!」
「筋肉の時代が来る!!」
「来ないよぉぉぉ!!」
(いや来ないでほしい)




