第42話 魔王ヴァルナ vs 世界の守護者セラフィア
光の翼を広げたセラフィアは、
ヴァルナの叫びに心を揺らしながらも、剣を構え直した。
「……魔王ヴァルナ。
あなたの“闇”は優しさを含んでいる。
しかし……世界はそれを認めていません」
「……!」
「だからこそ……
あなたが“真の魔王”であると証明するために——
私はあなたを試す」
光が集まり、剣が輝く。
(ついに……本当の最終決戦だ)
宝玉が光る。
「ひゃああああああああああ!!」
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ヴァルナは震える手で俺を握りしめた。
「……うん……!
私は……逃げない……!」
魔力が巡る。
影界で掴んだ“流れ”が、身体の中で輝く。
「私は……弱くても……
怖くても……
みんなを守る魔王になる!!」
(……よく言った)
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セラフィアは静かに頷いた。
「では——
始めます」
光の翼が大きく広がり、
世界そのものが震えた。
「“光翼・審判”」
空が裂け、巨大な光の柱が降り注ぐ。
「ひぃぃぃ!!」
「魔王よ!!
筋肉で受け止めろ!!」
「受け止められないよぉぉぉ!!」
(いやバルゴの声が最終決戦の空気を壊してるな)
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ヴァルナは必死に俺を構えた。
「闇の……盾!!」
バチィィィッ!!
黒い光が広がり、
光の柱をギリギリで弾く。
「くっ……!
すごい……力……!」
「魔王ヴァルナ。
あなたの“闇”は確かに強い。
しかし——」
セラフィアが剣を振る。
「“光”は闇を照らし、形を奪う」
光がヴァルナの影を薄くしていく。
「ひっ……!?」
(おい、影が薄くなるってヤバいぞ)
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セラフィアは静かに言った。
「魔王とは“闇の象徴”。
影を奪われれば、魔王の力は半減します」
「そんなぁぁぁ!!」
「魔王よ!!
筋肉で影を守れ!!」
「守れないよぉぉぉ!!」
(いや影は筋肉で守れないだろ)
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ヴァルナは必死に魔力を巡らせた。
「……でも……!」
魔力が走る。
影界で掴んだ“流れ”が、身体の中で輝く。
「私は……弱いけど……
それでも……魔王になりたい……!」
宝玉が光る。
「ひゃああああああああああ!!」
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「闇の……矢!!」
バチィィィッ!!
黒い光がセラフィアへ向かって飛ぶ。
セラフィアは静かに剣を振り下ろした。
「“光翼・浄化”」
光が闇を切り裂き、
魔法が霧散する。
「そんなぁぁぁ!!」
(いや強すぎるだろ世界の守護者)
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セラフィアは静かに言った。
「魔王ヴァルナ。
あなたの“闇”は確かに強い。
しかし——」
光がさらに強くなる。
「“世界”は、あなたを拒んでいる」
「っ……!」
(おい、これ完全にラスボスのセリフだぞ)
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ヴァルナは涙をこらえ、
それでも俺を握りしめた。
「……でも……!」
「……?」
「私は……世界に拒まれても……
魔王になりたい……!!
だって……!」
ヴァルナは叫んだ。
「私は……みんなを守りたいから!!」
(……そうだ。それが“魔王”だ)
宝玉が光る。
「ひゃああああああああああ!!」
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セラフィアの瞳が揺れた。
「……“守るための魔王”……?」
光が一瞬だけ弱まる。
「そんな……魔王が……
存在していいはずが……」
(お、セラフィアの心が揺れたぞ)
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ヴァルナは涙を拭き、
まっすぐ前を向いた。
「私は……弱いままでも……
魔王になりたい……!
みんなを守るために……!」
魔力が走る。
影が戻る。
闇が輝く。
「だから……負けない!!」
(……来たな。
“魔王”としての覚醒だ)
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セラフィアは剣を構え直した。
「……ならば。
あなたの“覚悟”を……
世界に示しなさい」
光が集まり、剣が巨大化する。
「“光翼・終審”」
世界を断つ一撃が振り下ろされる。




