表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の杖に転生したけど、持ち主が思春期こじらせ女子だった件  作者: AI子
第1章 魔王就任と初期不良発覚

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/49

第42話 魔王ヴァルナ vs 世界の守護者セラフィア

 光の翼を広げたセラフィアは、

 ヴァルナの叫びに心を揺らしながらも、剣を構え直した。


「……魔王ヴァルナ。

 あなたの“闇”は優しさを含んでいる。

 しかし……世界はそれを認めていません」


「……!」


「だからこそ……

 あなたが“真の魔王”であると証明するために——

 私はあなたを試す」


 光が集まり、剣が輝く。


(ついに……本当の最終決戦だ)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


---


ヴァルナは震える手で俺を握りしめた。


「……うん……!

 私は……逃げない……!」


 魔力が巡る。

 影界で掴んだ“流れ”が、身体の中で輝く。


「私は……弱くても……

 怖くても……

 みんなを守る魔王になる!!」


(……よく言った)


---


セラフィアは静かに頷いた。


「では——

 始めます」


 光の翼が大きく広がり、

 世界そのものが震えた。


「“光翼・審判”」


 空が裂け、巨大な光の柱が降り注ぐ。


「ひぃぃぃ!!」


「魔王よ!!

 筋肉で受け止めろ!!」


「受け止められないよぉぉぉ!!」


(いやバルゴの声が最終決戦の空気を壊してるな)


---


ヴァルナは必死に俺を構えた。


「闇の……盾!!」


 バチィィィッ!!


 黒い光が広がり、

 光の柱をギリギリで弾く。


「くっ……!

 すごい……力……!」


「魔王ヴァルナ。

 あなたの“闇”は確かに強い。

 しかし——」


 セラフィアが剣を振る。


「“光”は闇を照らし、形を奪う」


 光がヴァルナの影を薄くしていく。


「ひっ……!?」


(おい、影が薄くなるってヤバいぞ)


---


セラフィアは静かに言った。


「魔王とは“闇の象徴”。

 影を奪われれば、魔王の力は半減します」


「そんなぁぁぁ!!」


「魔王よ!!

 筋肉で影を守れ!!」


「守れないよぉぉぉ!!」


(いや影は筋肉で守れないだろ)


---


ヴァルナは必死に魔力を巡らせた。


「……でも……!」


 魔力が走る。

 影界で掴んだ“流れ”が、身体の中で輝く。


「私は……弱いけど……

 それでも……魔王になりたい……!」


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


---


「闇の……矢!!」


 バチィィィッ!!


 黒い光がセラフィアへ向かって飛ぶ。


 セラフィアは静かに剣を振り下ろした。


「“光翼・浄化”」


 光が闇を切り裂き、

 魔法が霧散する。


「そんなぁぁぁ!!」


(いや強すぎるだろ世界の守護者)


---


セラフィアは静かに言った。


「魔王ヴァルナ。

 あなたの“闇”は確かに強い。

 しかし——」


 光がさらに強くなる。


「“世界”は、あなたを拒んでいる」


「っ……!」


(おい、これ完全にラスボスのセリフだぞ)


---


ヴァルナは涙をこらえ、

それでも俺を握りしめた。


「……でも……!」


「……?」


「私は……世界に拒まれても……

 魔王になりたい……!!

 だって……!」


 ヴァルナは叫んだ。


「私は……みんなを守りたいから!!」


(……そうだ。それが“魔王”だ)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


---


セラフィアの瞳が揺れた。


「……“守るための魔王”……?」


 光が一瞬だけ弱まる。


「そんな……魔王が……

 存在していいはずが……」


(お、セラフィアの心が揺れたぞ)


---


ヴァルナは涙を拭き、

まっすぐ前を向いた。


「私は……弱いままでも……

 魔王になりたい……!

 みんなを守るために……!」


 魔力が走る。

 影が戻る。

 闇が輝く。


「だから……負けない!!」


(……来たな。

 “魔王”としての覚醒だ)


---


セラフィアは剣を構え直した。


「……ならば。

 あなたの“覚悟”を……

 世界に示しなさい」


 光が集まり、剣が巨大化する。


「“光翼・終審”」


 世界を断つ一撃が振り下ろされる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ