表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の杖に転生したけど、持ち主が思春期こじらせ女子だった件  作者: AI子
第1章 魔王就任と初期不良発覚

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/49

第31話 リュシアン、本気の奥義を解放する

 リュシアンが再戦を予告してから二日後。

 魔王城の空気は、どこか張り詰めていた。


「魔王様……今日は来ますよ……」


「うぅ……分かってる……!」


 ヴァルナは緊張で手が震えていたが、

 その目には確かな覚悟が宿っていた。


(お前……ほんと強くなったな)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


---


## ■ リュシアン、静かに降臨


 空間がスッと裂け、リュシアンが姿を現した。


「……魔王ヴァルナ。

 準備はできているか?」


「……うん!」


「では——始めよう」


 リュシアンの影が揺れ、空気が震えた。


---


## ■ リュシアンの“奥義”が発動する


「——“影界・深層”」


 世界が一瞬で暗転した。


 地面も空も消え、

 ただ黒い霧と影だけが広がる空間。


「ひっ……!?

 な、なにこれ……!」


「ここは“影界”の奥層。

 私の魔力が最も強く働く場所だ」


(いや強すぎるだろ)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


---


## ■ リュシアンの本気攻撃


「——“影狼・群食”」


 影から無数の狼が飛び出した。


「グルルルル……!」


「ひぃぃぃ!!」


「魔王よ!!

 筋肉で耐えろ!!」


「耐えられないよぉぉぉ!!」


(いやバルゴ黙ってろ)


---


## ■ ヴァル、逃げない


「……でも……!」


 ヴァルナは震える手で俺を構えた。


「魔力が……流れてる……

 走った時みたいに……!」


(そうだ、その感覚を思い出せ)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


「闇の……矢!!」


 バチッ。


 黒い光が狼たちを貫き、影が霧散した。


「……!」


 リュシアンの目がわずかに見開かれる。


---


## ■ リュシアン、さらに奥義を重ねる


「ならば——これならどうだ」


 リュシアンの影が巨大化し、

 ヴァルナの影を飲み込もうと迫る。


「“影喰らい”」


「ひっ……!」


「魔王よ!!

 筋肉で影を殴れ!!」


「殴れないよぉぉぉ!!」


(いや影は殴れないだろ)


---


## ■ ヴァル、限界の中で気づく


「……でも……!」


 ヴァルナは必死に魔力を巡らせた。


「影が……私の魔力を……吸ってる……

 だったら……!」


(そうだ、その気づきは大事だ)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


---


## ■ 魔王、初めての“応用魔法”


「闇の……盾!!」


 バチッ。


 黒い光がヴァルナの周囲に広がり、

 影の侵食を弾き返した。


「……!」


 リュシアンの目が大きく見開かれる。


「……その魔法……

 教えていないはずだ」


「う、うん……!

 でも……魔力が流れてると……

 “こうすれば守れる”って……分かったの……!」


(お前……本当に成長したな)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


---


## ■ リュシアン、ついに認める


「……魔王ヴァルナ。

 貴様は……」


 リュシアンは静かに息を吐いた。


「確かに“魔王”へ近づいている」


「えっ……!」


「だが——」


「だ、だが……?」


「まだ“影界の奥義”には届かぬ。

 次は……本当に危険だ」


(いやまだ奥があるのかよ!!)


---


## ■ そして、リュシアンは去る


「準備しておけ。

 次が……最後の試練だ」


 リュシアンは静かに空間を裂いて消えた。


「……最後の……試練……」


 ヴァルナは震えながらも、

 その目には強い光が宿っていた。


(お前……本当に強くなったよ)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ