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1-5 顔合わせは営業スマイルで。

 気が付いたら17時55分だ。そろそろ接続しましょうかね、と思って、カメラとマイクはオフの設定のままで接続を押す。さすがにまだいないだろう、いや待て、あんなに急かしてきたんだ。もう居てもおかしくないぞなどと考えていたら画面が変わる。そこには、相談してきたと思しき大人と教え子になるであろう子供の2人が映っている。大人の方は白髪の紳士。子供二人は15歳くらいに見える男女だ。きょうだいとその祖父かな?と思いつつ頭を下げ、マイクをオンにする。

 最初の顔合わせですることは決まっている。とにかく営業スマイルで明るく話すのだ。オンライン家庭教師の特性上、第一印象が判断される時間が長い。そのため、最初の顔合わせの間くらいは笑顔を保つ必要がある。今回も同様に、自己紹介を済ませ、よろしくお願いしますと言った。

 紳士の話によると、予想通り、2人は兄弟であり、紳士は2人の祖父らしい。男女の双子というのは初めて会ったので驚いたが、「そうなんですね~」とか言いながら流した。ひととおり挨拶をされ、とりあえずいつもの流れはここまでとなる。

 普段であれば、ここで教える科目の確認や事前に伝えられていた情報の確認をしてそこから話を広げていくという流れがある。しかし、今回はそうもいかない。なんせ、事前情報が「高校理系科目」以外何もないのだ。仕方がないので、それだけ確認をしようと思って口を開きかけると、紳士が先に話し始めた。

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