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1-4 そんなに急いでどうしたのと言いたくなる。

 大学というところに自分の机やロッカーは存在しない。あるとしても、研究室に配属されてからである。そんなわけで、授業が終わると大抵は即刻家に帰っている。今日もいつも通り、家に帰ってきた。荷物を置いて、手を洗って、何気なくスマホを開く。またメールが来ている。なるべく早いほうがいいらしい。なんでだ。普通は翌日以降だろう。「今日は無理でしょうか。」じゃねぇよ。無理でもねぇけど。まぁでも下手に保留にされるより、さっさと「ここでは説明できない特殊な事情」やらを聞いた方が気が楽な気がする。今が17時なので、18時以降なら、という返事をする。スマホを閉じる前にメールが来た。「では18時によろしくお願い致します。」早くないかなぁ。

 そういえばオンライン会議の招待を送っていなかった。PCを立ち上げ家庭教師用に使っているアカウントでソフトを立ち上げ、新しい会議室を作る。リンクをコピーして、了承の文言にくっつけて送信ボタンを押す。送信が完了する。すぐにお礼のメールがくる。なんというか、すごく暇な人なんだろうか。

 スマホを見たまま色々と考えてみる。敬語がしっかりしていて文章が簡潔で分かりやすいことから、メールの相手は大人だろう。しかもかなり年配の方のような気がする。特殊な事情で話せないとはいえ、せめて教える相手が子供なのか大人なのかくらいは伝えてほしいもんだと思う。しかし特殊な事情と言われたら聞くに聞けない。でもまぁ、1時間後にはこのモヤモヤも晴れることだろう。そういえば今日授業で宿題が出たな。1時間あれば終わるだろうからやっておこう。

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