表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
九天楼  作者: 普九浪
PR
3/6

第三話 進軍

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称・事件等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

「奴らの狙いは、ネットワークへのアクセスキーだ」

エイジロウは感情を乗せず、確実な事実だけ話す。

「世界を真っ白に修正し直そうとしてる。……今度は、生身の人間を、一切残さないつもりだろう」


「……」

カイトは拳を強く握り締めた。

「エイジロウ、奴らの現在地は?」

「神社へのルートを、最短効率で計算して進軍中だ。」


「おい、カイト」

背後から、シュウゾウの地鳴りのような声が響いた。

彼は背負った巨大な断裁鋏の柄を、油まみれの手でガチリと握り締めています。


「お前の拳は、まだただの肉と骨だ。そのままで『白の信徒』に突っ込めば、今度こそ木端微塵に砕け散るぞ」


シュウゾウの言うことは『最適解』だ。武器もない、足も完全ではない。

しかし、カイトは安物のカーボン杖を床に強く突き立て、前を見据えました。


「シュウゾウ、鉄を火にかけておけ。俺が戻るまでに、最高に硬ぇ武器の準備をしておいてくれよ」


カイトの全身から、黒い地脈の波動が陽炎のように立ち上ります。


「エイジロウ、案内してくれ、俺たちをけ消させやしねえ」


「案内料は、高めにつけておく」

エイジロウの身体が、再び闇に溶けるようにして工房の出口へと滑り出しました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ