第十四話 交代
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称・事件等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
中から表れたルリをトメさんはゆっくりと床に横にした。
ルリは目を開かなかった。息をしているのかさえわからなかった。
「ルリは大丈夫なのか?」
「落ち着きな、長い間あっちの世界にいたんだ、戻るのに時間もかかるさ」
ルリの真っ白な肌に徐々に血が通っていくようだった。
「さぁお前さんの番だよ、準備はできているかい?」
「あぁ、この体じゃ動こうにも動けないからな、」
「何言ってんだいカズキ達を信用しな、たちまちだよ、」
「あぁ、わかってるが、どうなるんだ?」
カイトは不安そうにルリの出てきた装置を眺めていた。
「説明してなかったかねぇ、最近物忘れがひどくってねぇ、」
トメさんは装置の中の細長い無数の線を確認した。
「この中に入って、この線で繋がれる。ただそれだけさ、」
「痛いのか?」
「まぁ、、、、痛い、後、情報に溺れるぐらいかねぇ、まぁその後が問題さ、」
「どういうことだ?」
「この装置は”八重の厨子”と呼ばれてて、神社の中枢何だよ。神社の運命を左右するってことさ、」
「ルリは一体何をしていたんだ?」
「ルリはこの神社を維持していただけなんだよ、でもあんたは違うだろ?敵から神社を守るんだろ?」
トメさんはカイトに強い視線を向けた。
「!!、、そのつもりだけど、どうしたらいいんだ?」
「あんたの意志の強ささ、この厨子はあんたの意志に答えて神社の力を貸してくれるだろうよ、」
トメさんは目を伏せる。
「だがね、意志の弱いもんはあっちの世界に持っていかれるから、覚悟しときなよ。」
カイトは言葉がなかった。。




