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回復魔法だと思ったら即死魔法でした ~最弱回復魔法師の力を受け継いだ俺、気づいたらダンジョン魔王に~  作者: マリアンナイト


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61話 森の参謀コノハ

 


 俺の仲間たちが進化した。


 みんな頼もしい存在になっている。


 そして最後は、コノハだ。


「コノハ。

 参謀としてよくやってくれている。

 感謝するぞ」


「サンク様に感謝されるなんて嬉しいです。

 ぽっ……」


「コノハも進化させてやろう」


「いいのですか?」


「もちろんだ」


 コノハに血を与えると……


 コノハの体が、真っ白な光に包まれた。


 足元から光が緑色へと変わり、

 地面には草花が咲き広がっていく。


 まるで森そのものが息を吹き返したようだった。


 そして、コノハの背が少しずつ伸びていく。


 緑色の髪はさらりと揺れ、風を受けて光り輝く。


 新緑の香りが、ふんわりと俺の元まで運ばれてきた。


 春の森の中に立っているような錯覚さえ覚える。


 頭にはティアラのような四枚の葉。


 少女だった姿は、大人の女性へと成長していた。


 ぼーっと、いつまでも見ていたくなる……。


 まるで女神のようなドライアドだ。


「魔王様。

 ありがとうございます。

 私はあなたへ、永遠の忠誠を誓います」


 いかん。


 見とれてしまった。


 でも、有能な参謀だ。


 進化の影響はどんなものだろう?


「ちなみに、どんな能力を使えるようになったの?」


「カンカイ様のときに眷属を作りました。

 その眷属が、ダンジョンの守護者となるでしょう。

 今ではすくすくと育ち、りっぱな大樹となっております。」


「へー……。

 あの広大な森を全部ってこと?」


「はい」


 ダンジョンの外って、樹海だったよなぁ。


 マジか……。


 とんでもない能力だ。


「その森に入ってきたものすべてを監視し警戒いたします。

 火には弱いですが……

 国を亡ぼすならば軍勢として今すぐにでも指示できます」


「コノハは時々、さらっと怖いこと言うよね」


 さっきシンエイからこっそり聞いた話だけど……。


 コノハって、ムマより強いんだよな。


 ムマを拘束したのがコノハだと知って、俺は驚いたよ。


<我の配下は、皆優秀じゃ>


 そうなんだよね。


 コノハを怒らせると怖い。


 永遠に尻に敷かれそうな気もする……。


 こんな事ではいかん!


 俺の生活を楽しくするためにも、


 ダンジョンを面白く作り上げていかないといけないな。


 そして仲間たちのためにも頑張らなくちゃ!


「ダンジョンの状況は?」


「今は十五階層まで成長しました」


 コノハがそう言って膝まづいた。


 玉座の下で、コノハに続いて皆がひれ伏す。


 俺の指示を待っている。


「……」


 空気が重い。


 視線が刺さる。


 でも、何も言うことないんだけど……。


 え、これ今すぐ何か言わないとダメなやつ?


 頭の中が真っ白になった。


 まだ現状把握できてないし……。


 誰をどこに配置するかなんて、

 まだ決めてないんだよ。


 俺を王様扱いする圧がすごいんだって!


 王様らしくしないといけないよな……。


 あ、そうだ。


 先送りしよう。


「追って連絡する。

 それまで控えよ」


「はっ」


 皆が散っていった。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


少しでも面白い思っていただけましたら、

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よろしくお願いします!

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