表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
回復魔法だと思ったら即死魔法でした ~最弱回復魔法師の力を受け継いだ俺、気づいたらダンジョン魔王に~  作者: マリアンナイト


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/88

32話 王としての務め

 カマキリのシンエイは、逃げたのではなかった。


 すべては、

 

 俺がダイヤに集中できるようにするためだったらしい。


 余計なお世話なのだけど……。


 でも、本当に、真面目なやつだ。


 それも悪くないか……


 本当に、俺は部下に恵まれている。


 俺も、王として応えないとな。


 あれ?


 たしか、B級冒険者も来てたよな。


「アパタイトとか言っていたかな?

 あのB級冒険者にも勝ったのか?」


「そのような者を拙者は存じませぬが、


 来た者すべて迎え撃ちました。


 が、しかし……」


 何か言いたげのようだ。


「そのまま続けよ」


 カンカイ!

 今のセリフ、王様っぽかったよな?


<その言葉のほうが余計じゃ>


「はっ。


 魔王様の言いつけ通り、

 殺してはおりません。


 コノハ殿に後始末を相談したところ、

 魔王様が新たな部屋を作られたとか……」


 さすがコノハだ。

 優秀な参謀だな。

 配下への連絡が早い。


「未来を見据えたお考え……

 流石でございます。


 生命力を抜き取り、

 骨の髄まで奪い取るわけですな」


 えーっ!

 そんなつもりじゃないんだけどなぁ。


「よくぞ俺の考えを見抜いたな。

 褒めて遣わす!


 そのまま、ボスとしての務めを果たせ」


 でも、王様ってこんな感じでいいんだよな?


「今回のお前の不手際。


 無罪放免とする」


 なんだか調子に乗って

 王様気分で演技しちゃったけど……


 これでよかったんだろうか……。


<お前としては中々だったな>


 お前に褒められると、

 なんだか嫌な気分になるな。


<そこは照れるところじゃないのか!>


 あとは、レッドとカブトを生き返らせて、

 誰を進化させようかなぁ。


 そんなことを考えていると――


「まおうちゃま!

 また侵入者の魔物が現れまちた!」


 ダンジョン経営も楽じゃないな……


「俺に任せよ!」


<良い感じじゃないか>



 ***



 そして、冒険者たちの街では――


 夜の酒場が冒険者たちで賑わっていた。


「疫病のダンジョンとか言ってたやつは誰だよ!

 魔石が取り放題で、ボスも弱いときたぜ」


 酒を酌み交わし、

 稼いだ金が冒険者の懐を温めていた。


 だれも、それがダイヤの功績だとは知らずに……。


「三階層のボスは手強かったけどよ、

 誰も死なずに生還している。


 このダンジョンで一攫千金が狙えるんじゃねーか?」


「武器や防具を取られてるぞ」


「魔石で買い替えてもおつりがくるわ!」


 B級冒険者のアパタイトだけが、

 しんみりしていた。


「俺の武器防具は、高かったんだぞ~。

 魔石じゃ足りないって」


 こうしてダンジョンの評判は、

 少しずつ広まっていくことになる。

 

 しかし、彼らは気づいていなかった。


 それは、


 新しい魔王が動き始めたということでもある。


 しかし、


 それに気づいていたのは、ダイヤただ一人だった。 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


少しでも面白い、続きが気になると思っていただけましたら、

ブックマークや↓の『☆☆☆☆☆』で応援いただけると、とても励みになります。


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ